カタカタカタ…ターン!
カタカタ…ターン!!
あなたの職場にもいますか?タイピング音がうるさい人。
仕事に集中したいのに激しいタイピング音に邪魔されたら、イライラしてしまいますよね。
ただ、イライラするからといって伝え方には注意が必要。
場の空気が悪くなっては、あなたがさらに嫌な思いをするかもしれません。
この記事では、平和的に「タイピングうるさい問題」を解決する方法をご紹介します。
万一解決しなかった場合のメンタルコントロールについても解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
実は気になる他人のキーボード音
口にしないだけで、他人のタイピング音にイライラしている人は意外と多くいるもの。
というのも「タイピング うるさい」とGoogle検索すると、わんさか出てきたのです。
タイピングがうるさい人への鬱憤を晴らす記事や匿名投稿が。
細かいことだからこそ指摘しづらいし、誰かに相談したいけど神経質な人間だと思われたくない。
そんな葛藤が匿名投稿に現れているのでしょう。
仲の良い同僚であれば「もうちょっと優しくタイピングしなよ」なんて軽口を叩けるでしょう。
しかし上司や先輩だったらおいそれと簡単に指摘できないですよね。
キーボードの打鍵音がうるさい時の対処法
誰しも人との摩擦は避けたいもの。
この章では波風を立てずに問題を解決する方法を5つご紹介します。
耳栓・イヤホンをする
耳栓やイヤホンをして、嫌な音を遮断してしまいましょう。
相手に改善を求めるより手っ取り早く解決できます。
おすすめは片耳に耳栓をすること。
両耳をふさいでしまっては、電話着信時や同僚に話しかけられた際に気づけない心配もあるでしょう。
片耳なら嫌な音をそこそこ抑えつつ、聞きたい音には気づけます。
完全にタイピング音を遮断できるわけではありませんが、いくらか音が小さく感じられるはず。
立場が上の人に言ってもらう
職場の上司や先輩に注意してもらうのはいかがでしょう?
職場で発言力のある人間の指摘なら、素直に聞き入れてくれるかもしれません。
上司に相談する際には、具体的な対策も提案すると良いでしょう。
たとえば音に気をつけるのはもちろんのこと、静音キーボードを導入したり、キーボードカバーを付けさせたり。
仮に元のタイピングに戻ってしまっても、環境さえ整っていれば安心です。
遠回しに本人に伝える
遠まわしに本人に伝えるのはいかがでしょう?
直接指摘して相手を傷つけないために。
たとえば「何か嫌なことでもあったのですか?タイピング音が激しいので…」とか、
「何かお急ぎであればお手伝いしましょうか?危機感迫るタイピング音でしたので気になって」とか。
心配しているテイで話しかければ、相手も悪い気はしないでしょう。
笑いを交えて「今日も絶好調ですね!」なんて、それとなく声をかけるのも良いかもしれません。
とはいえ、嫌味だと悟られないよう演技力も必要です。
会社に静音キーボードの導入を提案する
職場で静音キーボードの導入を提案してはいかがでしょうか?
ハード面から変えてしまえば根本的な解決に繋がります。
音が響くタイピングは無意識のクセである場合が多いため、指摘しても繰り返す可能性があるのです。
静音キーボードとは、タイピング音そのものが出にくいように設計されたキーボード。
「どうしても〇〇さんのタイピング音が気になるので…」と上司に相談して、静音キーボードの導入を検討してもらいましょう。
安いものであれば、1000円台からあります。
キーボードカバーをプレゼントする
タイピング音対策に「キーボードカバー」を贈ることもおすすめです。
「キーボード自体を変える提案はハードルが高い…」と感じる方もいるでしょう。
キーの配列が変わってしまっては不便でしょうし、会社で使っているものを簡単に変えることなどできないケースもあります。
キーボードカバーの本来の役割は防塵防水。
同時にタイピング音を軽減させる効果も実はあるのです。
ですので、「防塵効果があるので良かったら…」と相手にプレゼントしちゃいましょう。
理想はパソコンの機種に合わせた専用のキーボードカバーを使ってもらうこと。
ぴったりフィットするので違和感なく使えます。
とはいえ、すべてのキーボードに専用のカバーが用意されているわけではありません。
専用カバーが市販されていない場合には、どんな機種にも使えるフリータイプのカバーを選ぶと良いでしょう。
キーボードカバーの価格帯は安いもので1000円~2000円程度。
100円程度のものもありますので、使い心地を試してみると良いでしょう。
タイピング音がうるさい人の特徴
タイピング音がうるさい人には、実は共通する特徴があります。
あなたの近くにいる「タイピングがうるさい人」にはこんな特徴がありませんか?
- 自己顕示欲が強い
- タイピングが得意ではない
- 100%うるさい自覚がない
- Enterキーに気合が入っている
自己顕示欲が強い
ヤフー知恵袋での調査結果、もっとも多かったのがこの「自己顕示欲強め」タイプでした。
「俺は今忙しい」
「俺は今頑張っている」
「どうだ俺のタイピングは速いだろう?」
自分をアピールして他人に認められたい、そんな気持ちが打鍵音に現れているケースが多いようです。
よほど作業が進んでいるのかと思いきや、画面を見ると、わずか数行しか入力されていなかったなんて声も。
仕事ができない人間が保身のために音を立てているケースもあるようです。
タイピングが得意ではない
タイピングが下手な人、タイピングに不慣れな人は打鍵音がうるさくなりがちです。
そもそもきちんとホームポジションを意識してタイピングすれば、そこまで音は響かないはずだから。
ホームポジションから指を動かせば、エンターキーは右手小指で打鍵します。
低い位置から打鍵するうえ、小指なら音が響くほど強く打鍵できないはず。
つまり、エンターキーの音が大きいということは小指以外の指を使ってる可能性が高いのです。
自己流タイピングだと、指を置く位置が決まっていない分、指の動きが大振りになりがち。
だから打鍵音が響いてしまうんですよね。
うるさい自覚がない
残念ながら無意識に音を響かせているケースも多いようです。
急ぎの仕事で必死になるあまり音が大きくなってしまったり、集中するうちに周りを気にせずバンバン叩いてしまったり。
本人は全く気づいていないのです。
無意識のクセだからこそ、指摘してもまた元に戻りがち。
このタイプの場合には、ハード面から変えちゃった方が早い解決を望めるでしょう。
Enterキーに気合が入っている
文字キーのタイピングは静かなのに、Enterキー打鍵時だけ音がうるさい人はいませんか?
それ、Enterキーを響かせて、一文入力し終えた達成感を味わっているのです。
パソコンに向かってキーボードを打鍵する作業って、いかにも「仕事をしている」感がしますから……。
おすすめ静音キーボード3選
もらう側も贈る側も気軽に手に取れるよう、価格帯1000円~3000円台の商品に絞ってご紹介します。
ロジクール ワイヤレスキーボード K295GP
出典:ロジクール
タイピング音を90%削減できるそう。ワイヤレス接続可能なのでデスク周りをすっきりさせる効果も嬉しいですね
SEENDA ワイヤレスキーボード マウスセット
出典:Amazon
静音キーボードとマウスのセット。マウスはサイレントスイッチを採用しているので、クリック音がしません。セットにもかかわらず、価格は2,999円(Amazon価格)と低価格。
BUFFALO ワイヤレス 無線 静音フルキーボード BSKBW325BK
出典:BUFFALO
サイレント仕様でありながら、安定した打鍵感を確保。
キーとキの間隔が空いているのでタイプミスを減らす効果も期待できるそう。
キーボード音がうるさくてノイローゼになりそう…解決しないときの発想転換法
ご紹介した対処法を講じても解決しなかった場合のメンタルコントロール法について解説します。
キーボードがうるさい人は「無能」なのだと諦める
「無能」な人なのだと諦めましょう。
そのほうが精神衛生上、よほどラクだからです。
相手に「直してほしい」「変わってほしい」と願い続けて報われないと余計にイライラしませんか?
なので「あぁ今日も周りに疎まれて可哀そうな人だな」と、ワンランク上から相手を見下ろしちゃいましょう。
とはいえ「周りに迷惑をかけているあいつは変わらなくて、なぜ自分が諦めなければいけないのか?」と、少し損した気分にもなるかもしれません。
しかし、言って直らない相手にやきもきしているその時間がもったいないと思いませんか?
受け入れてしまった方が時間を無駄にせずに済みます。
徹底的に観察して楽しむ
徹底的に観察して楽しんじゃいましょう。
重く受け止めるより、笑いに変えた方がイライラせずに済みます。
「おぉ、今日もノリにノッてるな。」
「どうしたらあんなにうるさくタイピングできるのだろう」
なんて徹底的に観察して、逆に楽しんでみてはいかがでしょうか?
観察しているとタイピングが下手な人の特徴が見えてきて、相手に具体的なアドバイスができるかもしれません。
すっきりするまでイライラを紙に書き出す
不思議なことに、思いつくまま紙に感情を書き出すとイライラが落ち着きますよ。
思考が整理されて頭がすっきりしてくるのです。
10万部突破のベストセラー『ゼロ秒思考』の中で赤羽雄二氏は、”腹が立った時、気分が悪い時は、それを全部メモに書き出すとすごく楽になる”と、思考のメモ書きを勧めています。
具体的な方法は以下の通り。
- A4用紙を横置きにする
- 左上に書き出すテーマを書く
- 1分以内にテーマに対する答えをできるだけ多く書き出す(理想は1行20~30字、4~6行)
- 書ききったら紙を替えて、同様に繰り返す
書き出すテーマは赤裸々で良いのです。
- なぜ〇〇さんのタイピングはうるさいのか?
- 〇〇さんのタイピングにイライラする理由は?
- 〇〇さんにどうなってほしいのか?
など。
悪口やイライラをそのまま誰かにぶつけてしまうと、相手の気分を損ねる可能性があります。
しかし紙に書き出すだけなら、その心配はありません。
手軽にいつでもストレスを発散できるのでおすすめです。
ただ、書き出した思考メモは人に見られてしまう前に早々に破棄してくださいね。
うるさいタイピング音から解放されてハッピーなお仕事ライフを!(まとめ)
タイピング音がうるさい人への対処法をおさらいしましょう。
- 耳栓・イヤホンをする
- 立場が上の人に言ってもらう
- 遠まわしに本人に伝える
- 会社に静音キーボードの導入を提案する
- キーボードカバーをプレゼントする
うるさいタイピング音から解放されて、充実した業務時間を過ごせますように。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。