「ヴェブレン効果ってなんだろう?具体例はあるのかな」とお悩みではありませんか?
ヴェブレン効果を簡単にいうと自己顕示欲のことです。社会学者ライベンシュタインが論文で発表した「消費の外部性」における消費現象の1つでもあります。
今回はヴェブレン効果を理解するだけでなく、どのような場面において発揮されているのかまで紹介します。ヴェブレン効果がどのような条件で起こるのか、逆効果な場合も紹介しますので、ぜひ最後までご確認くださいね!
ヴェブレン効果とは
ヴェブレン効果とは、高い価値・価格であればあるほど欲しくなる消費要求のこと。アメリカの社会学者ヴェブレンが著書「有閑階級の理論」で指摘した内容が由来です。
ここで大事なポイントは、
- 商品の品質には関係ない
- 価値が上げるほど欲しくなる
- 「消費の外部性」の1つ
- 実用的な用途ではなく特別感に対して購買意欲が高まる
- 相場よりも価格が安いと購買意欲が逆効果になる
ことです。
「消費の外部性」については、のちほど詳しくご紹介します。ぜひ最後までご確認くださいね。
通常の買い物で起こる「こっちの方が安いから買おう」となる消費行動の反対で、「このブランドの商品を持っている=自分は価値のあるものを買った」という心理が働きます。
有閑階級の人たちは実用的な目的で商品を買うのではなく、ブランド品などを身に付けて見せびらかすことに購入意欲を見出していました。
ヴェブレン効果の例
ヴェブレン効果の例には、
- ブランド品
- 高級車
- ジュエリー
- 星付きのレストラン
- 高額なホテルへの宿泊
などがあります。
例にあるようなヴェブレン効果が起こる条件としては、
- 普通の人では手の届かないような価格・価値
- 多くの人の中で価値あるものという認識がある
ことが必要です。先ほど挙げた具体例もこれらの条件にもとづいていますよね。
世の中にある高額なものや、なかなか手に入らないものにはヴェブレン効果が働きやすいです。
消費の外部性とは
消費の外部性とは、商品を購入する際に自分の意思のみではなく他者の影響がある消費行動のことです。
インターネットが普及している現代では、SNSなどにより消費の外部性が加速しています。
消費の外部性には、
- ヴェブレン効果
- スノッブ効果
- バンドワゴン効果
の3つです。「スノッブ効果」と「バンドワゴン効果」について詳しく紹介します。
スノッブ効果
スノッブ効果とは買っている人が多いほど、需要が減っていく現象のことです。
身近な具体例をあげると、
- タピオカブーム
- 穴場のカフェ
- テレビで話題の商品
- 高額な電化製品
などがあります。
テレビやSNSで有名になればなるほど「自分は他の人と同じようになりたくない。他の人は知らないような違う商品がほしい」という心理が働いています。
価格の安い物やどこでも購入できるものなど、簡単に手に入るものはスノッブ効果が働きやすいです。
バンドワゴン効果
バンドワゴン効果とは、商品を買っている人が多いものこそ需要が高まる現象です。先ほど挙げたスノッブ効果とは反対になります。
具体例を挙げると、
- 話題になりはじめたお店
- 最近周りの人が多く持っているカバン
など、流行の始まりに起こります。
流行に乗り遅れたくないという心理が働きます。バンドワゴン効果は「人と同じものが欲しい」という心理のとき起こりやすいです。
ヴェブレン効果のまとめ
ヴェブレン効果とは「見せびらかしたい」「ブランド品の価値が自分の価値につながる」という心理が働く「消費の外部性」の1つです。
身の回りにもよく起こっています。
アフィリエイト目的の記事などを執筆する際には、消費行動を元に記事を作るといいでしょう。
Webライターがヴェブレン効果を利用すれば、セールス力のあるライターになれるかもしれません。記事執筆のときにぜひヴェブレン効果を使ってみてくださいね。