4つの校正ソフトを比較/文章や誤字をチェックして信頼確保

誤字脱字は、校正ソフトで解決しましょう。

この記事では無料の校正ソフトである

  • Enno
  • オンライン日本語校正補助ツール

また有料ソフトである

  • 文賢
  • Just Right!6 Pro

の4つのソフトについて、メリットとデメリットをご紹介します。

そもそもミスをする原因についても触れましたので、ぜひ最後までお読みください。

目次

文章校正の必要性

文章の校正はライターの仕事です。

「なんのための編集だよ、編集側でなんとかしてくれ」と思っていては、編集サイドから見限られて仕事が激減します

いちいちライターの誤字脱字にかまっていられないくらい、イマドキどこの編プロもWebマーケ会社も、なかなか多忙を極めているのですね。

ということで、ライター側で校正ソフトを使って誤字脱字などのミスを防ぎましょう。

人にミスはつきもの

そもそも人が誤字脱字といったミスをしてしまうのは、なぜでしょうか。

精神科医の樺沢紫苑さんは、自著の『絶対にミスをしない人の脳の習慣』において、ミスの原因を以下の4つに限定しています。

  1. 集中力が続かない
  2. ワーキングメモリの機能低下
  3. 脳疲労
  4. 加齢による脳の老化

注意すべくは夕方以降に仕上げた文章

午前は(きちんと睡眠を取っていれば)一番集中できる時間帯ですし、ワーキングメモリも潤沢で、脳の疲労もまだありません。

しかしの14、15時以降は多くの人が強い眠気に悩まされ集中力が低下します。また午前から頭を使い続けた結果ワーキングメモリも圧迫されてきて、なんだか脳も疲れてくる……。

誤字脱字が目立つのは、そんな時に書いた文章です。

さらにフリーランス実態調査結果によれば、フリーランスの3割が60歳以上でした。

フリーランスの年齢構成 1024x713 - 4つの校正ソフトを比較/文章や誤字をチェックして信頼確保

フリーランスの年齢構成(出典:令和2年5月フリーランス実態調査結果

4にあげられた加齢による脳の老化が起こりやすい年代です。文章のチェックが行き届かなくなることが想像できます。

校正ソフトの力を借りて、なんとかカバーしていきましょう。

校正ソフトの選び方

とはいえ、どのような校正ソフトを選ぶべきか迷ってしまいますね。

選び方としては、2通りあります。

  1. まず無料の校正ソフトを選んで、収入が増えたら有料ソフトに切り替える
  2. 初期投資と割り切って、はじめから有料ソフトを使う

おすすめは2.のはじめから有料ソフトを使うこと

やはり無料と有料では性能がまったく違うので、誤字脱字などの表記ミスが圧倒的に減るのですね。

結果的に、無料で頑張ったときよりも早く報酬が上がりやすいのです。

とはいえ「ビタ一文も支払えない」という場合もあると思います。

そのような場合には1.の無料ツールから入って種銭を稼ぐのがよいでしょう。

最低限の文章チェックなら無料ツールで

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まずは、無料校正ソフト(Enno、オンライン日本語校正補助ツール)のメリットとデメリットから書いていきます。

Enno

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Ennoは、Webブラウザ上で文章を校正できるツールです。

特徴

Ennoでは間違いの箇所を色で視認できる特徴があります。

修正箇所は、緑色(言い換えの提案)や黄色(純粋なエラー)で示されます。

メリット

Ennoの一番のメリットは、手軽さです。ユーザー登録の煩わしさがありません。サイトを開いて文章を貼りつけるだけで、文章をチェック可能なのはラクでいいですよね。

デメリット

デメリットは自分が書いた文章で、かつ個人情報が含まれていないものに限られることです。

オンライン日本語校正補助ツール

オンライン日本語校正補助ツール - 4つの校正ソフトを比較/文章や誤字をチェックして信頼確保

オンライン日本語校正補助ツールは、Yahoo!デベロッパーネットワークの校正支援APIを用いた、校正ツールです。

特徴

誤字や誤用だけでなく、常用漢字表外字のチェックが入る特徴があります。

メリット

メリットはEnno同様ユーザー登録の必要がないこと。さらに文章のチェックをする際に、言い換えの候補が上がります。

デメリット

短文が抜き出されてチェックが入るので、修正箇所の全体的な位置づけが把握できない点がデメリットです。

校閲も含めた文章チェックなら、有料ツールの文賢

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構成ツールで圧倒的におすすめなのが、文賢です。

私もいろんなツールを使いましたが、結局文賢が最強すぎて何年も愛用しています。

文賢のメリットは、以下の4つ。

  1. Macでも利用可能
  2. 「そもそもその単語や言い回し、間違っているのでは?」を提案してくれる校閲支援機能
  3. 誤字脱字、接続詞や文末表現の間違いを指摘してくれる推敲支援機能
  4. Chrome拡張機能対応

またクライアントごとに、チェックルールを設定できる機能もあります。

    クライアントごとにレギュレーションが少しずつ違うことも多く、そのような場合にも一つのツールで対応可能です。

    デメリットとしては、初期費用のほかに、月額利用料がかかることが挙げられます。

    メリット

    文賢のメリットは以下4つです。

    • WindowsでもMacでも利用可能
    • 「そもそもその単語や言い回し、間違っているのでは?」を提案してくれる校閲支援機能
    • 誤字脱字、接続詞や文末表現の間違いを指摘してくれる推敲支援機能
    • Chrome拡張機能対応

    WindowsMacも使える

    文賢は、ブラウザ上で使用可能なことから、WindowsだけでなくMacでも利用できます。

    校閲支援機能

    校閲支援機能でチェックできる項目は、以下の通り。

    • 誤字脱字
    • 誤用
    • 二重敬語
    • 商標名や固有名詞
    • 「ら」や「い」抜き表現
    • 重複表現
    • 半角のカタカナ
    • 文字化けしやすい機種依存文字
    • 差別語や、ポリティカル・コレクトネス(中立的な表現)

    ポリティカル・コレクトネス(中立的な表現)が有難いですね。看護婦やスチュワーデスなど、つい書いてしまいがちな文章も、きちんとチェックしてもらえます。

    推敲支援機能

    推敲支援機能の特徴やチェック項目は、以下の通り。

    • 気になる言葉を、100個まで登録できる(自分ルール)。
    • 接続詞が強調され、連続している場合は指摘。その際には、言い換えのヒントも。
    • 接続助詞が強調される。逆説の意味で使用されていない場合に指摘。
    • 指示語を具体的に表示できないか、指示語の前後に、内容が記載されているか。
    • 端的に表現できないか。
    • 助詞(の、が)の連続使用がないか。
    • 文末表現が連続していないか。
    • 二重否定表現。
    • 4個以上の読点。
    • 50文字以上の文章に、読点がない。
    • 主語と述語の乖離やねじれ。
    • 漢字が妥当な言葉、ひらがなが妥当な言葉。
    • カタカナが相応しい言葉。
    • 句点や記号の後に、改行がない。
    • 句点や記号以外での改行。
    • 英数字が半角で統一されているか。
    • 日付や数字をハイライト(強調)。確認を促す。

    これだけの項目を自分でチェックシートを作ってチェックすることを考えると、文賢の素晴らしさがおわかりいただけるのではないでしょうか。

    文賢に慣れてしまうと、文賢でチェックを掛けていない記事は納品できなくなってしまうくらい、頼りになります。

    Chrome拡張機能で、グーグルドキュメントをチェック

    Chromeウェブストアで入手できる拡張機能<【文賢】文章の校閲・推敲支援ツール>を使って、グーグルドキュメントの文章をチェックできます。

    校正サイトにアクセスして、文章を貼りつける手間が省けます。

    デメリット

    デメリットは初期費用と月額利用料の両方がかかること。

    料金体系について、以下の表にまとめます。

    初期費用 月額料金
    11,880円(税込み) 2,178円(税込み)

    文賢公式サイトの情報から税率10%で計算

    ライティング初心者にとって、2000円程度とはいえ継続課金は覚悟がいりますよね。

    ただライティング案件に打ち込むための投資という意味でも、文賢を利用してマイナスからスタートするのがおすすめです。

    もし文字単価が0.5円でも2000字の記事を2本提出すれば元は取れると思えば、まず導入して損はしません。

    買い切りなら、Just Right!6 Pro

    Just Right6 Pro - 4つの校正ソフトを比較/文章や誤字をチェックして信頼確保

    継続的な課金に不安を感じた方は、買い切り型のJust Right!6 Pro もアリ。個人向けのパッケージ価格は、税別で47,000円です。 

    メリット

    Just Right!6 Pro のメリットは、以下3つです。

    1. 作業時間の半減
    2. 洋・漢数字の統一チェック
    3. Wordとの連携

    作業時間が半減のデータ

    JUSTSYSTEMSのホームページでは、目視チェックにかかった時間とJust Right!6 Proの文章校正チェックにかかった時間の比較データを確認できます。

    検証条件は、校正経験一年未満の複数の担当者による、Wordで書かれた業務マニュアル(11,000字)の校正チェックです。目視チェックで45分かかるところを、Just Right!6 Proは、20分で終えていました。

    洋・漢数字の統一チェック

    Just Right!6 Proも文賢も、独自のルール辞書を設定して、洋・漢数字の統一チェックが可能です。

    ですが、主観が入っていないか不安ですね。

     

    平成20年度「放送における数字表現」に関する調査で分かるように、視聴者や読者は、数字表記に統一感を求めています。

    文章で対価を得るなら、メディアの数字表現に対する姿勢を見習うべきですよね。

    その点、Just Right!6 Proには、共同通信社記者ハンドブック校正辞書をオプションとして選ぶことが可能でした。

     

    Wordと連携可能

    Just Right!6 Proなら、Word(2016/2013)上で文章の校正ができます。

    手順は、以下のとおり。

    1. Just Right!6 Proのアドイン設定ツールで、Wordのメニューに、Just Right!のタブを表示させます。
    2. Just Right!のタブから校正実行をクリック。
    3. Wordに書いた文章が取り込まれ、文章チェックが始まります。

    デメリット

    Just Right!6 Proのデメリットは以下ふたつです。

    • 費用が高い
    • Windows限定

    高い

    Just Right!6 Proは、買い切ってしまえば月額料金は発生しません。

    ですが、個人向けのパッケージ価格は、税別で47,000円です。記者ハンドブック校正辞書は、税別で18,000円でした。

    合わせると税込みで計7万円を超えます。文章で対価を得るなら揃えたいものですが、手を出しにくいですね。

    Windows限定(Macでの使用不可)

    Just Right!6 Proは、文賢と違って、インストール型です。通信環境や通信料を気にしなくてすみますが、Windows(10/8.1)しか使えないのがデメリットです。

    校正ツールで信用される書き手になろう

    無料校正ツール(Enno、オンライン日本語校正補助ツール)と有料校正ツール(文賢、Just Right!6 Pro)のメリットやデメリットを紹介しました。

    おすすめはライターデビューと同時に文賢に登録することです。とはいえお金のかかる話なので、まずは無料ツールから入るのもOK。

    重要なことは、どちらの場合でも自分での目視チェックを怠らないこと

    ツールはどこまで行っても結局ツールでしかなく、日本語の複雑さ故にどうしても抜け漏れは発生してしまいます。

    「あくまでツールは補助」として、頼りにしつつも依存しないように利用しましょう

    しかしツールを導入することで記事の質が圧倒的に上がるのも、また事実。

    校正ソフトで精神的負担とミスを減らして、信頼されるライターを目指しましょう。

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