未経験だけど在宅でwebライターを目指したいと思う方が増えています。
きちんと勉強をしていずれwebライターとして独立したいけど、勉強方法がわからずお悩みではありませんか?
未経験ではじめるwebライターだとしても、独学で勉強することは可能です。なぜなら書店や図書館にある本を読んだり、インターネットで調べたりするとwebライターになるための情報があふれているから。
しかし、それらの情報をうのみにしてただやみくもに勉強すればいいというものではありません。
今回は未経験からwebライターとしてやっていくための勉強法を紹介します。
独学に疲れたとき、コミュニティを活用する方法も紹介しますので、ぜひ最後まで読んで実践してみてください!
Webライターの仕事は未経験でもできる
webライターの仕事とは、web上での記事やコラムなどのコンテンツを書くことです。目的によって書く内容も書く場所もさまざま。専門的な知識が必要なものから未経験可といった募集もあります。
何かを検索したときに出てくる記事を想像してみてください。いつも見ている記事は実をいうとほとんどwebライターが書いているものです。会社内の専門部署にいるライターやフリーランスのライターも多数活躍しています。
そうはいってもwebライターをはじめようとしたとき、未経験だと何からはじめたらいいかわからず悩んでしまいますよね。
難しそうに見えるwebライターは、未経験の初心者でも入りやすい業態です。その理由は初期投資がほとんどかからず、特別な資格がいらないから。パソコンとインターネット回線さえあれば、いつでもどこでもはじめられるのがwebライターの魅力です。
webライターになるための勉強は独学でも可能
最初はとまどうかもしれませんが、webライターになるための勉強方法はとても簡単。というのもノウハウが書かれている書籍やサイトがあるから。
しかしインターネット上で調べてみると、「〇〇の資格が必要」「〇〇の講座を受講したらwebライターへの近道になる」といった情報もあります。そういった情報すべてをうのみにして、時間とお金をかけるのはもったいないです。
書籍は高額でないですし、インターネット上のサイトは自由に閲覧できるものばかり。webライターをはじめるときに必要な、文章の書き方や仕事の受注方法まで学べますよ。
とはいえ一定のスキルを短期間で身につけようと思うと、講座を受ける選択肢は結構「アリ」です。
すべて独学でやろうと思うと知識を探すところからはじまり正しい知識、間違った知識の判別、知識の習得に実力の確認までを一人ですることになります。
初心者のうちは何が正しい情報か判断するのは難しく、また添削なしに正しく書けているのか知るのはなかなか至難のワザです。
もちろん何十本も書きながらじっくり醸造させていく方法もあるにはありますが、時間がかかります。
それが講座を受けるとスキル習得の全体像を見せてもらえる他、すでに選びぬかれた知識を添削ありきで教えてもらえるので大幅な時間短縮ができるのです。
おすすめの講座はこちらの記事でまとめていますので、短期間でスキルを身に着けたい方は参考にしてください。
Webライターになるための具体的な勉強方法
webライターになるための具体的な勉強方法には主に3つ。
- webライター向けの本を読む
- 実際にブログを作ってみる
- 勉強しながらライターとして仕事をする
といった方法があります。一つひとつ確認してみましょう。
Webライター向けの本を読む
書店や図書館に行くと、さまざまなwebライター向けの本を手にとれます。webライターとしてやっていくための基本的な、
- 文章の書き方
- 構成の作り方
- 語彙力
- SEOの知識
などさまざまなジャンルの本がならんでいます。
書店に行くことが難しい場合ネットで通販するのも手です。立ち読みできる機能がついているサイトもありますし、口コミを見られるサイトもあります。先人たちの知恵が詰まっている本を読むだけで、自宅にいながら勉強できるのはありがたいですね。
実際にブログを作ってみる
webライターになるのなら実際にブログをつくるってみましょう。というのも、いずれ「WordPressに直接入稿してください」という依頼がくるから。使い方に慣れておくことと「私はこんな文章が書けます。WordPressの取り扱いにも問題ありません」というアピールができます。
webライター初心者のころは実績がないもの。ドメインをとり最初から作り上げたWordPressのブログがあれば、ポートフォリオの代わりになります。仕事の取りやすさに繋がりますよ。
勉強しながらライターとして仕事をする
クラウドソーシングサイトに登録すると、少し驚くかもしれません。その理由は初心者・未経験でも書かせてくれる依頼があるから。文字単価こそ0.5円未満で低いものの、報酬をもらいながら勉強できます。
最初は書いても書いても修正箇所が多いかもしれません。フィードバックをもらいながら、修正をこなすことによって少しずつ文章力が身についてきますよ。
ただし「誰でも簡単」「すぐに稼げる」などという誘い文句にはご用心を。クラウドソーシングサイトには、いわゆる詐欺案件も実はたくさんあるんです。
少しずつ文字単価をアップしていけるように、いくつもの案件をこなすことがwebライターとしての勉強に繋がります。
Webライターのスキルアップに重要なこと
3つの勉強法を紹介しました。ここからは、webライターのスキルアップに重要なことを考えてみましょう。
- クライアントとのやり取りで必須のコミュニケーションツール
- 検索やリサーチに必要なSEOツールの使い方
- WordPress直接入稿の知識
- 書きたいと思う専門分野の知識を深める
といった内容をひとつずつ確認していきます。
クライアントとのやり取りで必須のコミュニケーションツールを知る
基本的にwebライターは、オンライン上でのやり取りで完結します。
- 指示をもらう
- クライアントに確認したいこと
- 報酬などの確認
など、さまざまなやり取りをするのがチャットツールです。
クライアントによって使っているチャットツールはさまざまです。代表的なものとして、
- Slack
- Chatwork
- zoom
があげられます。どれも基本的には無料で使えるので、使い方になれておくことが望ましいです。
検索やリサーチに必要なSEOツールの使い方を知る
webライターと切っても切り離せないことに、SEOがあります。SEOを施した記事はグーグルでも上位表示されやすく、クライアントからも好まれるからです。
webライターとして活動するにあたり知っておくと便利な代表的なツールに
- 検索順位をチェックするもの
- 見出し抽出するもの
- キーワード取得するツール
などがあります。基本的に無料で使えるものばかりで、使い方も難しくありません。場合によってはクライアントより「このツールを使って調べてから書いてください」と指示される場合もあります。
コピペチェックや校閲・推敲、文字数カウントツール
依頼されたひとつの文章を提出する前に、コピペチェックや校閲・推敲、文字数をカウントして提出しましょう。クライアントがチェックしたときにコピペが多かったり、誤字脱字表記ゆれが多かったりしてはwebライターとしての信用が勝ち取れないからです。
6000文字以上書いて欲しいと頼まれても5500文字しかなかったらどうでしょうか。世の中にwebライターはたくさんいます。クライアントから案件を継続していただくためにも、信頼関係を築くことが大切なことなのです。
WordPress直接入稿の知識があるとなお良い
webライターになるための具体的な勉強方法でも触れましたが、「WordPressに直接入稿してください」といわれる場合に備えておくことが大切です。
なぜなら、日本国内でCMS(Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム)に占める、WordPressの割合は2020年10月の時点で82.8%にもなるから。「できません」ではwebライターとして通用しなくなりつつあります。
WordPressでブログをはじめておけば、ポートフォリオの代わりにもなるのでおすすめ。書店でWordPress関連の本を求めたり、インターネット上で調べたりしながらできますよ。
動画サイトでは「WordPressでのブログ開設方法」といった内容の動画がたくさんありますので、活用してみるとよいでしょう。
書きたい専門分野の知識を深める
文字単価が低いうちは書けることをただこなしていくだけで精一杯になることも。書くべきことが得意分野ならある程度は調べなくても書けますが、ほとんどの場合調べながら書くことに慣れていないからです。
自分の得意な分野の知識を深めたり、資格を取ったりしておくと仕事を探す際のアピールポイントにもなります。調べなくてもスラスラ書けると仕事もはかどりますよ。
専門分野の知識を深めると、文字単価もあがりやすくなります。
Webライターに求められるスキル
webライターに求められるスキルには、
- 文章力
- webライティング力
- 交渉力・営業力・個人でやっていくマインド
が必要になってきます。それぞれの内容を掘り下げて解説します。
基本的なのは文章力
基本的に大切なのはなんといっても文章力。文章力がないと伝わる文章が書けないからです。書けるつもりで書けていないことが多いのです。
- 「です・ます」調なのに「だ・である」が混ざっている
- 主語と述語の関係があやふやになっている
- 句読点があいまいで読みづらくなっている
など、思い当たることがあるのではないでしょうか。
関連記事:読みやすい文章の書き方10のコツ|上手い文章のポイントなども紹介
webライターとしてやっていくためには、読み手が読みやすいように工夫された文章を書くことが重要です。とはいっても、どうやって文章力を身につけたらいいのか悩んでしまいますよね。
文章力も筋トレと同じで毎日書き続けると「こう書いたらよかったのか」といった気づきが得られます。
最初はだれかの真似をして書いてみましょう。web上にはいくらでも上手な文章を書く人がいます。お手本にしてしまえばいいのです。
ただし、ページを丸々コピーしてクライアントに提出することはやめましょう。
webライティング力(webマーケティング)
webライターとしてやっていくために重要なのは、webライティング力を身につけること。検索エンジンで上位表示されやすいSEOと、見やすく読みやすい文章を書くことが大切です。
またwebマーケティングについての知識があれば、読者がどんな検索意図であるのかを理解できます。クライアントが説明したり修正の指示をしたりする手間が省けるので、結果的に文字単価をあげやすくなりますよ。
webライティング力を身につける知識は、書籍・動画・サイトから学びましょう。
上手い文章が書けるようになると、後述しますが交渉力も自然と身につきます。日々検索意図を理解し読者に的確な情報を伝えているため、説得力のある文章が書けるからです。
交渉力・営業力・個人でやっていくマインド
企業に属してライターとしていくこととは別にwebライターを在宅でするのなら、
- 交渉力
- 営業力
- 個人でやっていくマインド
が収入を得ていくために大切なことです。どうしてかというと、会社員とは違って個人でwebライターとして稼ぐためには、何もかも自分でしなければならないから。
個人で収入を得るという確かなマインドがないと、webライターとして勉強しても「勉強しただけ」にとどまってしまいがちです。最初のうちはわからないことも多く、失敗することがあるかもしれません。ですが継続していく力や自己管理力といった、個人でやっていくマインドを意識するだけでも違ってきますよ。
クライアントとのやり取りでは、交渉力が必要になってきます。「自分は検索意図を考え、読者に読みやすい伝わる文章が書けるので仕事をください」といった交渉をするからです。
いくら文章が上手にかけたとしても、交渉力がないと仕事をとることはできません。webライターは人気の業態です。ライバルがいつもたくさんいることを意識しておきましょう。
交渉力は営業力にもつながります。というのも、いつまでも現在の文字単価で満足しないために交渉することが大切だから。webライターはほとんどの場合、文字単価で収入を得ています。仕事量を増やさずに収入を上げていくためには、文字数を増やすのではなく文字単価を上げていくことが重要です。
たとえば、1文字0.5円で2000文字の執筆だと単純計算で1000円の収入になりますが、文字単価が3円だったらどうでしょう。同じ文字数でも6倍の収入になりますよね。
また営業力があれば、web媒体に直接交渉をしてライターとしての仕事をとることも可能です。
独学に疲れたらコミュニティを活用するのもひとつの方法
webライターになるための具体的な勉強方法として、
- webライター向けの本を読む
- 実際にブログを作ってみる
- 勉強しながらライターとして仕事をする
ことを実践しながら、webライターとしてのスキルアップに重要なことや、ライティングに求められるスキルについてお伝えしました。
文章力があがれば説得力があがりクライアントと交渉しやすくなりますよ。webライティング力が身につけばさらに文字単価を上げることも可能です。
しかし独学で勉強するのは、できても褒めてくれる人がいなく話し相手もいないので孤独になりがちに。SNSを利用し、webライターを探してコミュニティを活用してみましょう。同じライター仲間で価値観を分かち合え、励まし合えますよ。