「記事の書き方がわからない。」
「1記事仕上げるのに時間がかかりすぎてしまう。」とお悩みではありませんか?
記事を速く書くコツは、執筆前の準備を綿密に行うこと。
準備そこそこに頭に浮かぶまま書くと、論点がズレたり書くべき内容を見失ったり……。
逆に時間がかかってしまうのです。
この記事では、効率良く記事を書くための執筆手順や気をつけたい文章表現について解説します。
記事後半では初心者ライターにおすすめの解説サイトもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
ブログ記事は結論ファーストで書こう
記事は結論ファーストで書きましょう。
結論がすぐにわからないと、読者は簡単にサイトから離れてしまいます。
記事の冒頭や前半部分、各見出し内においても真っ先に結論を書きましょう。
読者をじらす記事構成は禁物です。
基本的に読者は文章を「読まない」
身も蓋もない言い方ですが、読者はじっくり丁寧に読んではくれません。
手っ取り早く求める情報を知れたらそれで良いと思っています。
なぜなら読者は、隙間時間に記事を読んでいるからです。
例えば、
- 通勤時の電車の中
- ランチ休憩時
- トイレで用を足すとき
など。
知りたい情報がどこにあるのか、パッと拾えるように書く工夫が必要です。
文章のテンプレート(型)を意識してブログを書こう
文章は型を意識して書きましょう。
型に沿って書けば、初心者でも簡単に論理的な文章を書けます。
おすすめの文章の型は以下2つ。
- PREP法
- SDS法
順に詳しく解説しましょう。
PREP法
PREP法とは主張→理由→具体例→結論の順に書く文章の型のこと。
主張(結論)が冒頭に来る型なので、結論ファーストで書くには最適です。
(主張)タイピングスピードを早くしたいなら、ホームポジションを意識したタイピングを覚えよう。(理由)なぜなら最も効率良く指を動かせるようになるから。
(具体例)キーボードのFとJの突起を目印に指を置き、ホームポジションから適宜指を動かすイメージでタイピングします。
(結論)練習を重ねるうちに、タイピングがより早くなることでしょう。
PREP法を使えば、初心者でも手軽にわかりやすい文章を書けます。
関連記事:PREP法とは?プレゼンや文章構成に使える具体的な例文をご紹介!
SDS法
SDS法とは概論→詳細→概論の流れで書く文章の型のこと。
PREP法のR(理由)部分を省いた型として覚えてOKです。
基本的にはできる限りPREP法で書くべきですが、内容によってはR(理由)を入れると文章が不自然になるケースがあります。
そんな場合に使うのがSDS法です。
(概論)この記事では“記事作成のコツ”についてご紹介します。(詳細)記事作成のコツは以下のとおり。
- 拾い読みできる簡潔な文章を書くこと
- 型を意識した文章を書くこと
- 読者の疑問に寄り添った記事を書くこと
(概論)これらを守って記事を書けば、読みやすく簡潔な文章を書けますよ
関連記事:SDS法とは相手に伝わりやすい文章構成の型|書き方や例文を解説
PREP法とSDS法の2つの型に当てはめて記事を書きましょう。
ブログ記事の書き方
記事執筆の具体的な手順を解説します。
以下の手順を追って書けば、効率良く記事を書けるでしょう。
事前準備編
ブックライター上阪徹さん曰く、「文章は書く前に8割決まる」のだそう。
伝えたいことを的確に伝えるには入念な準備が必要です。
事前準備の内容は以下のとおり。
- 誰に向けて書くのかを決める
- どんな内容を読者は求めているのか調べる
- 構成を考える
- 見出しごとに必要な情報を集める
順に解説します。
誰に向けて書くのか決めよう
ターゲットが明確になると、より読者に伝わる文章を書けるようになります。
読ませる対象は子供なのか、大人なのか。
知識に疎い初心者なのか、玄人なのか。
記事のターゲットによって文章の書き方や書く内容が変わってきます。
このターゲット設定にひと手間かけてこそ、読者に寄り添う文章が書けるのです。
- 狙うキーワードでGoogle検索する(シークレットモード推奨)
- 検索結果、上位10記事を開く。
- 上位10記事の冒頭部分やまとめ部分から、上位記事のターゲット層を推察する。
上位記事の冒頭部分に注目してください。
多くの記事で「この記事は○○にお悩みの方に向けて書いています」とか「こんなことでお悩みではありませんか?」など、誰に向けて書いた記事なのかが書かれているはず。
また、まとめ文で読み取れるケースもあります。
記事冒頭もしくはまとめ文に着目して、どんな人がキーワード検索をしているのかを調査しましょう。
どんな内容が求められているのか調べよう
需要のない内容を載せると、全く読まれない恐れがあります。
例えば、検索キーワード「オムツ 選び方」を狙って記事を書く場合。
ニーズがあるのは「紙おむつ」に関する記事なのに、「布おむつ」に関する記事を書いても読まれません。
そのため読者がどんな内容の記事を求めているのか、上位記事から探る必要があるのです。
構成を作ろう
先に見出し構成を決めると、論点に筋がとおり内容がズレる事態を防げます。
大枠の構成は以下のとおり。
- リード文(5文程度)
- 本文(各見出し)
- まとめ文(クロージング)
本文内は大見出し(H2)、中見出し(H3)、小見出し(H4)……と適宜細分化しましょう。
見出しを入れ子構造に細分化すると読者が必要な内容に飛びやすくなります。
同時に書き手としてもより書きやすくなるメリットも。
先に構成を決めることは筋の通った文章を効率良く書くうえで欠かせない工程なのです。
各見出しに必要な情報を集めよう
注意したいのは情報の取得先です。
正確な情報をもとに執筆するために、できるだけ信頼性が高いサイトを参考にしましょう。
例えば、
- 企業の公式ホームページ
- 官公庁のホームページ
- 専門家が書いた記事 など
個人ブログから情報を得たとしても、必ず上記のようなサイトから裏を取りましょう。
記事の信頼性が高まるとGoogleの評価も上がり、サイトのアクセスアップに繋がります(良いことづくめ!)
執筆編
準備が整ったところで執筆に入っていきます。
記事のパーツごとに気をつけるポイントを見ていきましょう。
リード文の書き方
リード文とは記事の冒頭部分に書く文章のこと。
読者はリード文の印象ひとつで、先を読むか決めてしまいます。
そのため読者の興味を惹く工夫がリード文には必要です。
リード文に必要な要素は下記3点。
- どんな人に読んでほしい情報なのか?→記事のターゲット
- どのような疑問に答えた記事なのか?→記事の骨子
- 記事を読んだ結果、何を得られるのか?→読者の未来の姿
上記の要素をしっかり盛り込んで、読者に最後まで読んでもらうよう促しましょう。
本文の書き方
各見出し内の文章はすべてPREP法で書きましょう。
PREP法で書けば、結論が先に来るので読者が拾い読みしやすくなります。
具体的には見出しに対する答え(結論)を見出しのすぐ下に書くイメージで。
どこにどんな情報が書いてあるのかを明確になるので、サイト離脱を防ぐ点でも効果的です。
まとめの書き方
記事の要点を書いて、読者とおさらいするイメージで書きます。
本文で得た情報を整理させ、読者により深い理解を促すためです。
例えば、こんな感じ。
- 「今回は〇〇についてご説明しました」
- 記事の要点
- ご紹介したポイントを抑えて実践すれば、必ず〇〇できますよ
- この記事があなたの一助となれば幸いです(お礼)
締めのまとめ文があるかないかで、読者の読後感が変わります。
長く込み入った内容でも最後に情報の整理ができれば、読者もすっきりした気分でサイトを閉じられますから。
最後まで手を抜かず、まとめ文もきっちり書きましょう。
推敲編
推敲(すいこう)とは何度も文章を練り直すこと。
記事が完成したら推敲を重ね、より読みやすい文章へと磨きをかけていきます。
初心者が最低限抑えるべき推敲ポイントは以下のとおり。
- 冗長表現をなくす
- 音読して読みづらい箇所を直す
- 改行を入れる
順に説明します。
冗長表現に気をつける
冗長表現とは、ムダに言い回しが長い文章のこと。
冗長表現があると文章のリズムが悪くなったり、わかりづらい文章になったりしてしまいます。
贅肉を落とすように冗長表現を省いていくと、すっきりと読みやすい文章になるでしょう。
- 回りくどい文末表現
「〜することができる」→「〜できる」 - 「の」が連続する
「今年の注目のアイテム」→「今年の注目アイテム」 - 丁寧すぎる敬語表現
「〜させていただきたいと思います」→「〜いたします」 - 二重表現
「まずはじめに」→「まず」もしくは「はじめに」 - 二重否定
「~できないこともない」→「~できる」
あなたが書いた記事には冗長表現はありませんか?
いま一度読み返してみましょう。
音読して読みづらい箇所を直す
音読して突っかかる箇所は読み手にとっても読みづらい箇所といえるからです。
別の表現に置き換えるか一文を短くすると、より読みやすくなります。
とはいえ、3000字以上の長文の記事を繰り返し音読する作業はかなり骨が折れるもの。
音読が面倒な人にはiPhoneやWordに搭載されている「音声読み上げ機能」がおすすめ。
自動的に文章を読み上げてくれるので、音読する感覚で確認ができるでしょう。
改行を入れる
視覚的な印象も大切です。
論文のように改行なしで文章が詰まった記事を目にしたとき、あなたはどう感じますか?
「うっ……読みづらそう」「他のサイトにいこうかな」
そんな風に思いませんか?
適宜改行を入れることで、読者の心理的なハードルを下げられます。
具体的には1文~2文での改行がおすすめです。
ただし、行と行の間隔を開けすぎてもいけません。
間隔が開く分、画面をスクロールする手間が発生するからです。
そのため間隔は1行程度が適当といえるでしょう。
ライティングのコツは「振り向かない」書き方にある
ライティングのコツは「振り向かない書き方」にあります。
勢いにまかせて、最後まで一気に書ききってしまいましょう。
それがもっとも効率の良い書き方だからです。
初心者にありがちなのが、「推敲と執筆」を同時におこなう書き方。
一行書いては消し……また一行書いては消して……と、最初から完璧を目指して書こうとしては、いつまで経っても完成しません。
とはいえ執筆途中、リサーチ不足で文章が出てこないケースもあります。
そんな場合には赤字で適当な文字を打って余白を埋め、先へ進んでください。
例えば「ああああああああ」「〇〇〇〇〇〇〇」など。
余白を適当に埋めつつ最後まで書ききってから、後からまとめてリサーチを行いましょう。
余白を適当に埋める方法で私自身も非常に効率が上がりました。
実際に時短に成功した方の体験談を参考に載せます。
スピーディーな記事作成のコツは、リサーチ、執筆、推敲のそれぞれの工程を独立させて進めることにあります。
遅筆に悩んでいる方はぜひお試しください。
執筆速度を上げる他の方法は「早く書くコツ|ライティング・ブログ初心者におすすめする7つの方法」で解説しているので、スピードアップの参考にしましょう。
記事の書き方を学べちゃう!解説ブログ3選
インターネット上には多くの先輩ライターが記事執筆のノウハウを公開しています。
あまたある解説ブログの中から以下3つのブログをご紹介します。
Tsuzuki Blog
最高で月間34万PVを獲得した人気ブロガーTsuzukiさんのブログです。
文章の読みやすさ・わかりやすさはもとより、オリジナルの図解イラストや画像を使った説明が秀逸。
SEOに関する難しい専門用語も、かなりかみ砕いて説明されています。
学びはじめの方~知識を深掘りしたい方まで、幅広く学べるサイトです。
シュフーの知恵袋
主婦ライター高桑のり子さんが運営するブログ。
高桑さんは主婦業のかたわら、起業1年目で月収50万円を達成した凄腕ライターです。
高桑さんの記事はどれもユーモアに溢れ、楽しく読めるものばかり。
基本的な記事の書き方はもちろん、SEOについてもわかりやすく解説されています。
初心者にうってつけのサイトといえるでしょう。
さとうのキモチ
WEBライター佐藤誠一さんが運営するブログです。
3000字程度の記事を日に3記事書けてしまうという佐藤さん。
速さの秘訣は「準備に重点を置くこと」だそう。
佐藤さんのブログは就職・転職・営業関連の記事が中心ですが、初心者ライター向けの記事の書き方についても丁寧に解説されています。
非常に読みやすいのでおすすめです。
記事作成は講座で体系的に学ぶのもおすすめ
独学で学ぶのも良いですが、記事作成は講座で体系的に学ぶ方がより効率良く学べます。
上で紹介した情報サイトでも勉強は可能ですが、得た情報を自分の血肉とするには自分で実践する機会を設けてトライ・アンド・エラーを繰り返す必要があります。
クラウドソーシングなどの実案件や自分のブログ、noteなどで、能動的に知識を自分の頭の中に落とし込んでいく必要があるのです。
自分で動けないと独学をしても情報を頭に入れるだけとなってしまい、立派な「ノウハウコレクター」の完成です。
しかも自分で実践する機会を設けても、本当に正しく書けているのか自分ではよくわかりませんよね。
そこで講座。
講座を受講することで宿題、課題によって実践する場が強制的に設けられますし、なにより課題を添削してもらうことで「できていること、できていないこと」が明らかになります。
また目標をともにする仲間ができる場合もあるので、モチベーションが保ちやすいメリットも。
講座はオンライン形態のものから通う学校形式のもの、泊まり込みのものまで様々です。
費用やカリキュラムも多種多様なので、あなたの生活や目標にあった講座を選べます。
おすすめのWebライター講座を別記事にてまとめていますので、参考にしてください。
ライティング初心者におすすめの通信教材”ハブ式”
ハブ式システマチックメソッド(略してハブ式)はSEOライター米山拓真さん(ペンネーム すめしさん)が考案したSEOライティング教材。
執筆に自信が持てない方にぜひおすすめしたい教材です。
記事の書き方を徹底的にテンプレート化しているので迷う余地なし
ハブ式なら初心者でもSEOに対応した記事作りができます。
かなり具体的に記事作成の方法を解説しているからです。
特に2種類のテンプレートが秀逸。
ハブ式独自の、
- 構成作成テンプレート
- 上位記事リサーチテンプレート
に沿って進めると、SEOに強い記事の土台が簡単にできてしまいます。
すめしさんと同じ視点で作業するイメージです。
巷にはいくらでも記事作成のノウハウが転がっていますが、実作業ベースまで言葉を尽くして解説されたものは意外と少ないもの。
そのため、学びはじめのライターは「この方法で合っているのか」と作業途中で迷ってしまう面がありました。
ハブ式はそんな初心者ライターを作業途中で迷子にさせません。
テンプレートに沿うことで、完成度の高い記事へと導いてくれるのです。
WEBライティングに必要な知識を深く学べる
ハブ式の講座ではWEBライティングに必要な知識を深く学べます。
ただ手順を追わせるだけではありません。
なぜそのような手順になるのか、何のための作業なのか、明確な根拠となる知識を解説しているので、深い納得感をもって執筆できます。
具体的には、
- SEOとは何なのか?
- Googleが求めるコンテンツとはどのようなものなのか?
など。
WEBライティングに必要な知識をハブ式ひとつで学べます。
知識が正確に身についているか確認できる
学んだ知識がちゃんと身についているかって気になりますよね?
ハブ式なら確認できます。
記事添削サービスがついているから。
ハブ式から出された課題をメールで提出すると、サポートチームが記事を添削しフィードバックしてくれるのです。
「この部分は箇条書きで説明しよう」とか「表で説明した方がわかりやすい」とか、非常に丁寧に添削してくれます。
学んだ知識をしっかり活かせているか確認できるので、自信をもって執筆できるようになるでしょう。
記事執筆にお悩みの方はぜひハブ式をお試しください。
ライティングのコツを掴んで効率良く記事を量産しよう(まとめ)
記事作成のコツについて、再度おさらいしましょう。
効率良く執筆を進めるコツは執筆前の準備を丹念におこなうこと。
具体的には下記の通り。
- 誰に向けて書くのか決める
- どのような内容を読者は求めているのか調べる
- 構成を考える
- 見出しごとに必要な情報を集める
またリサーチと執筆を分けて進めると、よりスピーディに作業が進みます。ぜひお試しください。
この記事があなたの一助となれば幸いです。
記事作成の効率化に興味、ありませんか??