「フリーナンスの名前を聞いたことはあるけど、私は登録すべき?」「無料で損害を補償してくれるなんて怪しいな」と悩み、フリーナンスの登録を躊躇している人も多いのではないでしょうか。
フリーナンスは、フリーランスの身を守ってくれる唯一無二のサービスです。アカウントを登録するだけで『あんしん補償』や『即日払い』など、フリーランスの業務に役立つさまざまなサービスを安全に利用できます。
今回は、そんなフリーナンスの評判やメリット・デメリットを徹底的に解説します。
フリーナンスに登録すべき人・登録しなくてもいい人も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
フリーナンスはフリーランスのためのお金と保険のサービス
フリーナンスは、GMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営している、フリーランス・個人事業主向けの保険サービスです。
フリーナンスでは、主に次の4つのサービスを利用できます。
- 収納代行用の口座の開設
- あんしん補償
- 即日払い
- あんしん補償プラス
これらのサービスの詳細は、メリット・デメリットで詳しく紹介します。
フリーナンスの評判・口コミ
「フリーナンスは本当にフリーランス・個人事業主に適したサービスなのか?」を知るために、フリーナンスの利用者の声を聞いてみましょう。
フリーナンスの良い評判・口コミ
フリーナンスに対する良い評判としては、「トラブルから救ってもらった」「取引先からの信用を得やすい」という声が上がっています。フリーランスが安全かつ快適に働くために役立つサービスとして、高く評価されています。
https://twitter.com/nazowriter/status/1328579838689603585?s=20https://twitter.com/designer_mika/status/1319072427154927616?s=20このタイミングだからこそ
【【フリーランスの皆さん】】
にお伝えしたい、
(フリーナンス)❗️❗️実は私も結構前に1回多額の
振込がずれ込む
というトラブル時、
助けてもらいました🙇♀️
請求書申請、審査あります🌸ダウンロードしとくだけでも
緊急時対策として安心です★https://t.co/iezbKVNH1h— まみへぇ〜🍵アカウント移行予定のはず (@Mami_0110_) February 27, 2020
フリーナンスの悪い評判・口コミ
一方、「審査に時間がかかる」「必要な書類が多い」などの理由で、思うように利用できていない人もいるようです。フリーナンスをスムーズに利用するためには、報酬を受け取るまでの流れや必要な書類を事前にしっかり把握しておいたほうがいいですね。
#フリーナンス 登録したが、ビックリするぐらいの凡ミスしやがったから指摘して修正依頼掛けてるが、丸1日経っても無反応無回答…
銀行業ってこんな基本的で単純なこと間違えるうえに、シカト決め込むボンクラでもいいの?
もう信用できん!#FREENANCE#GMOあおぞらネット銀行
— ぱのこ (@panoco88) June 11, 2020
フリーナンス使ってみたけれど、めちゃくちゃ面倒くさい。あの書類は、この書類は?って何度も何度も言ってきて、1つ出しても、それに対して追加でこれは?とか聞いてくるし。即日振り込みなんて、全然叶わないし、使いたくない。
— 半引きこもりのホリックワーカー (@Life_is_4989da) June 2, 2020
フリーナンスの即日払いは、請求書だけでは不十分だった。
正式な請求書であることを示す根拠を示さなければならないのだけど、取引の日が浅くて十分に用意できていない。困ったな。・クライアントが請求書を受領した事を証明する記録
・発注書等の受注した証拠
・過去の取引実績の証拠— 納税する個人事業家 (@axis_fran) May 14, 2020
フリーナンスを利用するメリット・デメリット
フリーナンスのサービスの中でも特に注目を浴びているのは、損害補償保険と請求書の買取です。しかし個人向けの請求書の買取サービスとしては、フリーナンス以外にもOLTA(オルタ)やyup(ヤップ)などさまざまなサービスがあります。
他の類似サービスと比較するためにも、フリーナンスのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
フリーナンスを利用するメリット
「フリーランスを、もっと自由に。」をテーマに掲げるフリーナンスには、フリーランスにとって嬉しい5つのメリットがあります。
フリーランスでも事故を補償してもらえる
フリーナンスの『あんしん補償』は、フリーランスが安心して働くために必要不可欠なサービスです。
フリーランスは多額の損害賠償を請求された場合、そのすべてを自ら支払わなければならないからです。
会社員が仕事上のトラブルで損害を生じさせたとしても、基本的には雇用主である会社が責任を負います。しかしフリーランスが業務遂行中のトラブルで取引先や第三者に損害を与えた場合、自分ひとりですべての責任を負わなければなりません。
フリーナンスに登録すると自動的に契約される『あんしん補償』なら、最大5,000万円まで補償してくれます。
補償内容は次の表のとおりです。月々の保険料は一切かからないにもかかわらず、業務中の事故から納期の遅延まで幅広くフォローしてくれるのはありがたいですよね。
保証内容 |
1事故あたりの 補償限度額 |
期間中の限度額 | 自己負担額 |
業務遂行中の補償 | 5,000万円 | なし | 0円(なし) |
仕事の結果(PL責任)の補償 | 5,000万円 | 5億円 | |
受託財物の補償 | 500万円 | 5億円 | |
業務過誤の補償 (情報漏洩、納品物の瑕疵、著作権侵害、偶然な事故による納期遅延) | 500万円 | 5億円 |
収入を安定させやすい
報酬の入金までにタイムラグがある場合は『即日払い』を利用すれば、フリーランスは毎月の収入を安定させられます。
例えば報酬の支払いについて、「月末締めの翌々月末払い」という契約をクライアントと交わしていた場合、当月の労働の対価を得られるのは約2ヶ月後になります。その間すぐに使えるお金がなく、新たな業務を始めるための経費が不足したり、生活自体が脅かされたりすることもあるでしょう。
フリーナンスの『即日払い』を利用すれば、フリーナンスが個人の請求書を買い取り、最短即日に代金を振り込んでくれます。
『即日払い』は、あくまでフリーナンスが企業から売掛債権(請求書)を買い取るだけです。したがって銀行や金融機関からの借金とは異なり、信用情報機関に情報は一切提供されません。
もちろん、請求先の企業にも知られることはないので安心してくださいね。フリーランス個人の信用を一切傷つけることなく、必要な資金を前借りできます。
手数料は3.0%~10%で、請求書の買取限度額は1万円~1,000万円です。ユーザーの信頼度を示す「与信スコア」を上げていけば徐々に手数料は下がり、限度額は上がっていく仕組みです。
与信スコアは、フリーナンスの口座の利用状況や各種クラウド会計サービスとの連携状況に応じて上がっていきます。つまりフリーナンスを使えば使うほど、『即日払い』を利用しやすくなります。
ケガや病気で働けなくなったときも安心
フリーナンスに登録すると、フリーランスのための所得補償『あんしん補償プラス』に加入できます。
フリーランスがケガや病気で働けなくなると、収入はパッタリと途絶えてしまいますよね。『あんしん補償プラス』に加入しておけば、最長1年間の所得の補償を受けられます。
しかも仕事中・日常生活、国内・海外、人災・天災を問わず24時間365日、いつ生じたケガ・病気であっても補償の対象となります。保険料も個人で加入するより、なんと60%も抑えられるんです!
例えばWebデザイナー(35歳)が最長1年間、毎月30万円を受け取りたい場合の保険料は、次の表のとおりです。
料金と割引率 |
フリーナンス あんしん補償プラス |
団体F(例) |
団体加入費(年額) | 3,000円 | 10,000円 |
団体割引率 | 60% | 44% |
月々の保険料 | 1,770円 | 2,310円 |
年間支払い総額 | 24,240円 | 37,720円 |
公式ホームページで簡単に保険料をシミュレーションできるので、ぜひ試してみてください。
取引先から信用を得られる
フリーナンスの口座を開設すると、取引先に対して次の2つの信用をアピールできます。
- 反社会的勢力ではないこと
- トラブル発生時には『あんしん補償』による損害補償を受けられること
フリーランスが仕事を得ようとする際に、信用度の低さがネックになることもあります。
「本当に信用できる人なのか?」「この人が事故を起こしたらどうなるんだろう?」と考えるのは、取引先としては当然ですよね。
フリーナンスでは登録の審査時に、国内最大級の反社会的勢力データベースに照会し、ユーザーの登録情報がないかどうかを確認しています。フリーランスから損害を被った場合も、取引先は最大5,000万円の補償を受けられます。
フリーナンスに登録したフリーランスと何の後ろ盾もないフリーランスなら、前者を選ぶはず。フリーナンスに登録することで、フリーランスは自分が信用に足る人物であることをアピールできるのです。
振込専用口座は利用料・手数料が無料
フリーナンスの口座では、口座維持やメインバンクへの振込にかかる手数料は一切生じません。つまり報酬を受け取る際に取引先との間にフリーナンスの口座を挟んでも、取り分が減る心配はないということです。
上述した信用アピールのためにも、積極的にフリーナンスの口座を報酬の振込先として活用していきましょう。
さらにフリーナンスでは、個人事業主開業届に記載した屋号を口座の名義として利用可能です。フリーナンスの口座を報酬の振込先として使えば、本名を知られることなく取引先とやりとりできます。ペンネームで活動している人には嬉しいですね。
フリーナンスを利用するデメリット
フリーランスのことを第一に考えたサービス・フリーナンスにも、デメリットはあります。登録後に「イメージと違った!」とならないためにも、しっかり確認しておきましょう。
『即日払い』には手数料が発生する
メリットでも紹介した『即日払い』は、資金繰りに苦労するフリーランスにとって魅力的なサービスです。しかし与信スコアが低い段階の手数料は10%で、決して低いとは言い難い数値ですよね。
『即日払い』の手数料が気になる人は、フリーナンスの口座を活用して与信スコアを上げてから利用するといいでしょう。
個人間の取引はできない
フリーナンスの口座は、法人口座からの振込みのみ受け付けています。つまり、個人間の取引には使えません。
マネーロンダリングの防止という目的上やむをえない措置ではあるものの、ユーザー側が知らずクライアントに迷惑をかけたケースもあるようです。
【知らなかった】
フリーナンスでの振り込み(受け取り)が法人口座からしかダメって知らなくてクライアントさんにご迷惑をかけました
なんでもマネーロンダリング防止の為だそうで
利用規約にはちゃんと書いてあります
— もり (@morisan_dess) July 23, 2020
報酬を自由に引き出せない
フリーナンスの口座からメインバンクへの報酬の振替は、手数料がかからない代わりに振替日が限られています。振替日は次のとおりです。
- 毎週1回
- 月初の営業日
- 月末の営業日
つまり最大1週間、資金を利用できない期間が生じます。報酬をすぐに引き出したい人にとっては不便ですよね。
ちなみにGMOあおぞらネット銀行をメインバンクに設定すれば、平日なら毎日振替が可能です。資金を自由に使えるかどうかを重視する人は、GMOあおぞらネット銀行の利用を検討しましょう。
振込金額が大きい場合は請求書の登録が必要
フリーナンスの口座では、報酬を受け取る際に請求書の登録をしなければならないことがあります。フリーナンスの口座からメインバンクへの振替は基本的には請求書なしで行われますが、次の場合は一旦見送られます。
- 極端に入金額が多い場合
- フリーナンスが不適切な入金であると判断した場合
この場合は、ユーザーは請求書などの追加書類を提出しなければなりません。報酬を受け取るだけなのに、書類を提出しなければならないのは少し面倒ですよね。
フリーナンスに関するよくある質問
フリーナンスに対する評判の中には「怪しい」「本当に信頼できるの?」という声もありました。ここでは、フリーナンスに関するよくある質問に答えます。
なぜ無料なのか
現在フリーナンスの『あんしん補償』にかかる費用は、『即日払い』の手数料によって賄われています。『即日払い』の利用者を一定数確保できる限り、フリーナンスは今後も基本的なサービスを無償で提供する考えを示しています。
誰でも即日払いを利用できるのか
フリーナンスのユーザーであれば、誰でも『即日払い』を利用できます。しかし次のようなケースでは利用できません。
- 反対債権がある場合
- 支払期日が明記されていない請求書
- 支払期日が請求書の提出から105日以上先の請求書
- 支払期日をはじめ契約自体が下請法などの法令に抵触している請求書
- フリーナンス口座が記載されていない請求書
- 個人宛の請求書
- 額面で1万円未満(経費を除く)の請求書
ユーザーが『即日払い』を申請すると、フリーナンスは請求書に記載されている情報をもとに、保証会社と審査を行います。審査の結果、『即日払い』を却下するもしくは追加書類の提出を求めることもあります。
フリーナンスはどんな人におすすめのサービスか
フリーナンスの評判やメリット・デメリットを踏まえたうえで、どのようなフリーランスがフリーナンスを利用すべきなのかご紹介します。
フリーナンスに登録すべき人
フリーナンスは、次のような人におすすめのサービスです。
- 業務上、取引先や第三者に損害を与えるリスクのある人
- 社会的信用が欲しい人
- 資金繰りに不安のある人
1番目については、ほぼすべてのフリーランスが該当するといってもいいでしょう。フリーランスが身を守るためには、『あんしん補償』のような損害賠償保険は欠かせません。
たとえ故意ではなかったとしても、著作権の侵害や個人情報の流出などのトラブルを引き起こしてしまうことはあります。さらに突然の事故や天災による納期の遅延は、防ぎようがありませんよね。
そのほか今回紹介したメリットに魅力を感じる人は、ぜひフリーナンスに登録しましょう。
フリーナンスに登録しなくてもいい人
フリーランスの中でも次のような人は、フリーナンスに登録してもメリットは少ないです。
- ブログやYouTubeの広告収入で稼いでいる人
- 電子書籍やnoteの販売、本の印税で収入を得ている人
この場合、『即日払い』を利用するための請求書がなく、取引先や第三者に損害を与えるリスクも少ないからです。
しかし例えばブログの記事や動画を作成する中で、事故に遭ったり撮影機材を破損したりする可能性はあるはず。フリーナンスに登録するメリットはゼロではないので、検討の価値はあります。
フリーナンスの登録方法
フリーナンスの登録の流れは、次のとおりです。
- 口座開設申込(メールアドレスや氏名など必要事項をフォームに入力)
- フリーナンスが審査を実施
- 約1~2週間後、本人確認コードの記載されたハガキが到着
- マイページへログイン
1については、画面の表示に従い必要事項を入力するだけです。万が一分からないことが生じたときには、公式サイトの動画をチェックしましょう。
事前に次の3点を準備しておくと、スムーズに登録できます。
- メールアドレスまたはSNSのアカウント
- メインバンクの口座情報
- 顔写真つき身分証明証
フリーナンスはフリーランスの強い味方
フリーランスなら、フリーナンスに登録して損をすることはありません。
どんなに気をつけていても、突然の事故や天災など避けがたいトラブルはあります。もしかしたら明日にでも、取引先に大きな損害を与えてしまうかもしれません。
フリーランスの身を守ってくれるのは、自分とフリーナンスだけです! 登録も簡単なので、ぜひ利用してみてください。