テストライティングを受けて、クライアントからの待ち期間が怖くて仕方がありません。どうすればよいのでしょうか
非常にわかります。何を言われるのだろうか、また否定されたらどうしよう。
考えてしまいますよね。そしてスマホが鳴るたびに飛びついて確認して「まだ来てないか……」とスマホを置く。私にもそんな時代がありましたね~。
ただ「ライター側」と「クライアント側」両方に立つ経験をすることで、いつの間にか不安感が減っていたんですよ。
今回は私の様々な経験から、テストライティングの返事が来るまでの不安やメール開封時の緊張への対処法について解説します。
この質問は質問箱から頂いた質問です。
質問箱は公には受付終了したのですが、すめしが気まぐれでこのように返事します。
「すめしに答えてもらえたら嬉しいな」という質問があったら質問箱経由で質問してみてください。
すべてに目は通します。
※ハブ式生はSlackなどで直接相談くださいね笑
対処法1:クライアントの事情を知る
まずはクライアントさんの事情を知りましょう。相手を知ることで「それは仕方がないよね」となり心が安らぐかもしれません。
さらに「テストライティングのデキが悪かったから、なかなか返事が帰ってこない」というわけではないこともわかってもらえればな、と。
知っておくべきクライアントの事情は以下の3つです。
- 応募の量が膨大でパンク
- ディレクターが業務過多でパンク
- 業務の優先順位の問題
応募の量が膨大でパンク
さて、クラウドソーシングサイトの案件募集にはライターからの膨大な量の応募があります。
数人しか来ないケースは稀で、基本的にクライアントが見なくてはならないテスト記事数は膨大です。
私も数年前、とあるクラウドソーシングサイトにて応募をかけたことがあります。3人の枠に10人くらいの応募だったのですが、それでも選ぶのはなかなか大変でした。
今思うと「先に基礎能力テストをして応募者を絞るべきだったな」と思うのですが、こういった工夫をしているクライアントのほうが少数。多くのクライアントが多数のライターにテスト記事を一斉に提出してもらって全部読む、みたいなことをしています。
ディレクターが業務過多でパンク
でも私のはそんなに多くの応募なかったよ?そもそもSNS経由だったし
みたいなケースについても解説しておきます。
ライターを取りまとめている人(ディレクター)は、ライターを取りまとめることだけが仕事ではありません。
たとえばクライアントがWebマーケティング系の会社だった場合、ディレクターは以下のような業務が他にありえます。
- エンドクライアント(マーケ会社のクライアント)とのミーティング
- コンテンツ(記事)以外の対応(サイト設計や広告、UIなど)
- 他の案件でのコンサルティング業務
かなり雑な書き方ですが、記事作成はあくまで集客手段のひとつに過ぎず、Webサイト運営には他にやるべきことがごまんとある、と覚えておきましょう。
ディレクターはやることが幅広く、テストライティング記事ばかり見ていられないのが現実です。
ちなみにWebメディアを持っている会社に直接応募しているときでも状況は似たようなもので、Web担当者はライターの取りまとめのみが業務ではないため、どうしても手が回らないのですね。
業務の優先順位の問題
そして案外優先順位の問題でテストライティングの結果がなかなか帰ってこないケースもあります。
ライターからすると「出したんだから早く返してくれよ」みたいに思いがちですが、クライアント目線に立つとちょっと違います。
クライアントからすると「○月○日が最終の納期だから、原稿ライターにはその1ヶ月前には正式に発注をかければOK。つまり、テストライティングの返事は週明けでいいや。今はもっと急ぎの案件の対応をしなければ」みたいに考えがちなんですよ。というか優先順位を付けなければ業務が回りません。
そんなわけで待たせる側からしたら「たかが3日」なのですが、待つ側からしたら「3日も待った」となってしまうわけですね。
対処法2:他の案件で忙しくしていよう
さて、返事が帰ってこない原因がわかればあとは「忙しくして忘れる」に限ります。
もちろん「テキトーに数を打って、当たればラッキーに考えろ」というわけではありませんよ。
テストライティングは全力でやったうえで、あとは天命を待つのです。
おすすめの方法は、そもそも応募の段階で「これ全部通ったら寝る時間なくなるなw」くらいの数の案件に応募すること。
もちろん全部のテストライティングを全力でやる必要はありますよ。
ただそれだけの数を受けていれば、はじめのほうに出したテストライティングの結果が、すべてのテストライティングを出し切る前に帰ってきますし、もしその結果がダメだったとしてもその頃には「まあ全部通ったら死ぬところだったからな」とむしろ胸をなでおろせるかもしれません。
「メールを開封する時に緊張する」ともおっしゃっていましたが、この段階になると開封時の緊張もいくぶんか軽減されるかもしれませんよ?
私はライターを始めた頃ココナラで文字単価0.5円で書いていたのですが、来る相談を全部受けていましたね笑
低単価のときのココナラでの相談って「とりあえずひと記事書いてみて」みたいなのが多くって事実上テストライティングです。
つまりジャンル不問、文字数不問でテストライティングを受け続けてきたような感じです。
「全部継続だったら、生活はどうなってしまうんだろう」という不安はありましたが、それこそ1記事1記事魂を込めて書き続けていましたね。それが今につながっていると思っています。
そもそも不安は悪いことじゃない
そもそも、不安を感じること自体は悪いことではないんですよ。
私たちは不安に感じるから前に進み続けられるのです。
みんな案件の応募に通るかどうか不安だから提案文の書き方に関する勉強をするし、今の単価に不安を感じるからライティングについての本を読む、私だって未だに勉強の日々です笑
むしろ不安に感じないほうが成長が止まってしまうかも?とすら思います。
とはいえ不安が大きすぎると色々と悪影響なので、今回ライターを取り巻く環境の情報から回答しました。
一緒に頑張っていきましょうね^^