副業が推進される中、注目度が高まってきているWebライター。
挑戦してみたいけれど「Webライターに向いている人はどんな人なのだろう?」「自分は向いているのかな…」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、Webライターに適性がある人には5つの特徴があり、当てはまっているかどうかで向き不向きを判断できるのです。
この記事では、そんなWebライターに適性がある人の特徴・性格5つを詳しくご紹介。
合わせて、Webライターに向いていない人の特徴や、Webライターになるために必要なスキルなども記載しました。
これからWebライターを目指す人にとって有益な情報がいろいろありますので、ぜひ最後までご覧ください。
Webライターに向いている人の特徴・性格5つ
Webライターに向いている人の特徴や性格には、以下の5つがあります。
- 読み書きが好き
- 好奇心旺盛
- ネット上のコミュニケーションが得意
- 自己管理ができる
- 時間管理・スケジュール管理ができる
以下、詳しくご紹介します。
1.読み書きが好き
Webライターに向いている人の特徴や性格として最も大切なのは、読み書きが好きなこと。Webライターは「主にWeb上から情報を集めてまとめ、読者に分かりやすく伝える」のが仕事です。
そのため、必要な情報を集めるための、文章を読み解く作業は欠かせません。また、調べた情報をもとに一つの記事に書いてまとめ上げることも必要です。
よって、
- 読書が趣味の人
- 書くことが好きでブログや日記をつけている人
など、読み書きが好きを楽しめる人は、Webライターに向いているといえます。
2.好奇心旺盛
Webライターの仕事には好奇心も大切。Webライターは、あらゆるジャンルの記事を執筆しますが、依頼された記事の内容は、自分が得意とするジャンルではないかもしれません。
しかし、知らないジャンルでも好奇心を持つことができればリサーチが深くなるため、良質な記事に仕上げることが可能です。
さまざまな分野に興味を持ち、好奇心旺盛で「知ること」に貪欲な人ほどリサーチがうまく、Webライターに向いている人といえるでしょう。
3.ネット上のコミュニケーションが得意
ネット上のコミュニケーションが得意な人のほうが、クライアントとのやり取りをスムーズにできるため、仕事を獲得しやすい傾向があります。
基本的に、Webライターとクライアントとのコミュニケーションには、メールやチャットなどを使用します。メールやチャットはネット上のコミュニケーション同様、文字だけの会話。
文字だけの会話では、相手の顔は見えません。そのため、お互いの表情や言葉の抑揚も感じ取れず、感情が読み取りにくいのです。「はい」「わかりました」など、一言だけの返信では相手に冷たい印象を与えてしまいます。
このような相手が不安を感じる会話にしないためには、返信を一言だけにせず、
- 「よろしくお願いします」「ありがとうございます」などもう一言加える
- 挨拶から始める
- クッション言葉を足す
など、気持ちよく会話するための工夫が必要です。
こうした工夫は、ネット上のコミュニケーションが得意な人のほうが慣れています。クライアントからすれば、スムーズで気持ちのいいやり取りができる人と一緒に仕事をしたいと思うため、ネット上のコミュニケーションが得意な人のほうが、仕事を獲得するチャンスが大いにあるでしょう。
4.自己管理ができる
Webライターの仕事を長く続けるためには、自己管理が重要です。基本的にWebライターは1人で仕事をするため、時間や場所、一日の仕事量など、すべて自由に決められます。また、自分を監視する目がないため、仕事をさぼっていても注意されることはありません。
このような状況下で働くには、自分で自分を律するための自己管理能力が必要です。実際、Webライターの仕事だけで生活できている人は、自己管理能力が高い傾向があります。自分の甘えを許すことなく仕事をし続けられるからこそ、多くの収入を得られているわけです。
自己管理能力は簡単に高められるものではありませんが、どれだけ文章がうまい人でも、自己管理能力なしにWebライターとして活躍するのは難しいでしょう。
5.時間管理・スケジュール管理ができる
Webライターは、しっかりと時間管理・スケジュール管理を行う必要があります。なぜなら、Webライターの仕事に納期はつきものだからです。
きちんとスケジュール管理ができていないと、納期ギリギリになって焦って書くことになり、質の低い記事を提出することになるかもしれません。最悪は、納期を過ぎてしまうことも考えられます。こうなっては、クライアントからの信頼を失いかねません。
きちんと納期を守れる人でないと仕事を任せることはできないため、時間管理・スケジュール管理は重要です。
Webライターに向いていないのはこんな人
Webライターに向いていない人の特徴は、以下の3つ。
- 読み書きがつらいと感じる人
- 文章で自己表現したい人
- Web検索・調査が面倒な人
以下、詳しくご紹介します。
1.読み書きがつらいと感じる人
まず、読み書きがつらいと感じる人は、Webライターに向いていません。理由はシンプル、Webライターは「読み書き」が仕事だからです。
Webライターは、主にネット上の記事や本などの文献などを読んで情報を調べ、書いてまとめます。文字を読むこと・書くこと自体がどうしてもつらく感じる人にとって、この作業は苦に感じてしまうはずです。
ただ、書いているうちに経験と知識が身につき筆が進むようになり、Webライターの仕事を楽しめるようになるケースもあります。「心底読み書きが嫌いだ!」という人以外は、試してみる価値があるかもしれません。
2.文章で自己表現したい人
次に、Webライターに向いていないのは、文章で自己表現したい人。Webライターはクライアントの指示に沿った内容で記事を仕上げるため、自分が書きたいことを自由に書いてはいけません。
また、第三者目線で分かりやすく説明するスキルが求められるため、主観的に書くのはNGです。
このほか、書いた記事がより多くの人に読んでもらえるよう、SEOライティング(Web検索したときに、はじめのページに表示されるように書くこと)のルールに従って書く場合もあり、そこに自己表現は必要ありません。
文章で自己表現をしたい人は、Webライターではなく、作家やブロガーなどになるのがおすすめです。
3.Web検索・調査が面倒な人
Web検索や調査が面倒に感じる人も、Webライターに向いていません。なぜなら、Webライターの仕事は「主にWeb上から情報を集めてまとめ、読者に分かりやすく伝える」ことであり、WebライターにとってWeb検索・調査は必須だからです。
読者にわかりやすい記事を書くには、Webライター自身が、執筆するテーマを理解していなければなりません。そのためには、テーマに対して自分の中に疑問を残さないための調査が必要です。書いている人自身が理解していない文章を、他人が見て理解できるわけがありません。
つまり、調査するうえで分からないことが出てきた場合は、分からないことを解決するための調査をする、さらに分からないことが出てきた場合は、さらなる調査行なう…これを繰り返します。こうして調べた情報をもとに、ようやく執筆にとりかかれるわけです。
下調べには執筆よりも多くの時間をかけることが多く「リサーチ8割執筆2割」ともいわれています。Web検索・調査が面倒に感じる人は、リサーチが中途半端なり、きっと良い記事は書けませんし、Webライターとして長くは続かないでしょう。
Webライターになるために必要なスキルは1つだけ!
Webライターに必要なスキルは「基本的なパソコン操作」だけ。なぜなら、Webライターの仕事は、基本的にパソコン1つあればすべての仕事が完了するからです。
よく「文章力がないとWebライターにはなれない」と思われがちですが、Webライターに文章力は必要ありません。もちろん、文章力があるに越したことはないのですが、Webライターは、主にWeb上から情報を集めてまとめるので、ゼロから文章を考える文章力は必要ないのです。
Webライターになるために必要なパソコンの操作は、以下の通り。
- Web検索
- 文字を打つ
- クライアントとのやりとりに使用するメールやチャットの操作
- 記事を書くときに使用する文章作成ソフト(ワードやGoogleドキュメントなど)の操作
これらができれば、まず困ることはないでしょう。
また、Webライターの仕事を続けるうちに、新たな知識やスキルが必要になると思いますが、徐々に身に着けていけば大丈夫です。
Webライターになるのに特別な才能やスキルは必要ありません。基本的なパソコン操作さえできれば、だれでもWebライターになれるのです。
Webライターの難しいところ・大変なところ
どのような仕事にも難しいところや大変なところはあるものです。Webライターの難しいところや大変なところは、主に以下の4つが挙げられます。
- はじめは収入が低い
- 執筆速度が遅くてつらい
- 仕事を抱えすぎるとパンクしてしまう
- 悪質なクライアントがいる
では、それぞれ詳しくご紹介します。
1.はじめは収入が低い
Webライターを始めたばかりの頃は、経験値がないと文字単価の高い仕事が取りづらいため「頑張ったのに月数千円しか稼げなかった…」という人はたくさんいます。
文字単価とは「一文字〇円」のように、一文字あたりの値段のこと。Webライターの収入は、主に「文字単価×書いた文字数」によって報酬が決まるのが主流です。文字単価は、基本的に実績によって上がるため、初心者は文字単価の高い仕事が取りづらい傾向があります。
はじめは単価が低く、収入が少ないのは仕方のないこと。地道に実績を積み重ねましょう。諦めずに続けていけば徐々に文字単価が上がり、収入も増えるはずです。
2.執筆速度が遅くてつらい
書くことに慣れていないと執筆に時間がかるものです。しかし、なかなか筆が進まないと書くこと自体に嫌気がさしてしまい、執筆が遅い分報酬も得られないため、つらく感じるひともいます。
執筆速度を上げるためには、以下2つを心がけることが大切です。
- いきなり本文を書くのではなく、しっかりリサーチしてから書く
- リサーチ不足で書けないところがあったとしても、まずは最後まで書ききり、あとからリサーチし直したり、文章を調整したりする
始めたての頃は執筆速度が遅いかもしれませんが、書いていくうちにコツが身につき、必ず早く書けるようになります。執筆速度が上がれば書くことが楽しくなり、収入も増えるためモチベーションもアップ。諦めずに書き続けることが大切です。
3.仕事を抱えすぎるとパンクしてしまう
はじめのうちは、自分がこなせる仕事量の限界が分からず、たくさん稼ぎたいがために次々仕事を受注しがちです。
すると、
- 寝ずに働いても仕事が終わらない…
- 納期に間に合わない…
ということになりかねません。
仕事を抱えすぎてしまうと、仕事に追われるストレスから健康にも悪影響が出てしまいます。
仕事の抱えすぎでパンクしないためには、
- 自分がこなせる仕事量の限界を考え、無理のない範囲で受注する
- 仕事のスケジュール管理をしっかり行う
などの点に気を付けましょう。
なお、どうしても納期に間に合わないときは早めにクライアントに連絡を入れましょう。早い段階であれば、他の人に仕事を回してもらうなどの対処が可能になります。
4.悪質なクライアントがいる
初心者を狙って、低単価、もしくはタダでWebライターを使おうとするクライアントもいるので、仕事を受注する際はクライアントの見極めが必要です。
悪質なクライアントに引っかかると痛い目にあいますので、例えば、以下のようなクライアントには気を付けましょう。
- 「1万文字3万円」などと高額な報酬で、直接契約を誘う
→記事提出後に報酬が支払われず、持ち逃げされる可能性あり
- 「初心者歓迎!(単価がひくいけど)丁寧なフィードバックでスキルが身につきます」
→実は、理不尽な指示が多く、初心者だからバレないだろうとフィードバックが適当
- 「テストライティング100円、採用後は文字単価2円~」
→「文字単価2円」につられがちですが、そもそも採用する気がない
ただし、上記の例は、必ずしも悪質なクライアントとは限りません。見極めが難しいかもしれませんが、「初心者歓迎」「高単価」などの甘い誘い文句には気を付けたほうが良いでしょう。
それでも楽しい!Webライターの仕事
Webライターの難しいところ・大変なところを見ると「やっぱりWebライターってしんどそうだな…」と思った人もいるかもしれませんが、Webライターは決してつらいことばかリではありません。
一部ではありますが、Webライターには以下のような魅力があります。
- 好きな場所で働ける
- 自由なライフスタイルを楽しめる
- 頑張るほど結果(収入)につながる
- 人の役に立つ嬉しさを実感できる
- 人間関係に悩むことがない
- 自分の世界観が広がる
こうしたWebライターの魅力を実感できると「Webライターの仕事は楽しい!」「Webライターをやっていてよかった!」と感じられるはずです。
始めたばかりの頃は、単価が低かったり、なかなか書けなかったり、つらいと感じることがあるかもしれません。しかし、つらさを上回る楽しさがたくさんある。だから、Webライターを長く続けている人がたくさんいるのです。
Webライターの仕事は、パソコンさえあれば初期費用はかからず、リスクもほぼゼロで始められます。今、Webライターに挑戦しようか迷っている人は、一度試してみてはいかがでしょうか。