ランサーズでの最上位ランクである認定ランサーになるには、なにが必要なのでしょうか。
今回は認定ランサーになるための条件や、なった後のメリットについて詳しく解説していきます!
この記事を読むことで、認定ランサーに向けて意識するポイントがわかりますよ。
また、メリットや実際に認定ランサーになり活動しているうちに感じたこと、認定ランサーになるための具体的な手順も紹介しています。
ぜひ役立てて、認定ランサーに向けて一歩を踏み出してみてくださいね!
認定ランサーとは
認定ランサーとは、ランサーズが定める基準をすべて満たしているランサーです。
このランサーは本人確認も済んでいて、仕事も信用できるワーカーです!と、ランサーズからお墨付きを貰っている状態ですね。
同じクラウドソーシングサイトであるクラウドワークスでいえばプロクラウドワーカー、個人のスキルを売り買いできるココナラでいえばプラチナランクにあたり、ランク認定の最上位となっています。
認定ランサーになることで、ランサーの行動や仕事の成果が一定以上のものであると理解してもらえますので、クライアントにアピールできますよ。
では、実際に認定ランサーへの認可基準はどのようなものがあるのか見ていきましょう。
認定ランサーの認可基準
認定ランサーの認可基準は、以下の5つです。
- メッセージの返信率が80%以上
- 納品完了の割合が90%以上
- 過去1年の報酬が上位20%以上
- クライアントからの評価が8以上
- 本人確認や機密保持の確認済み
順番に見ていきましょう!
メッセージ返信率が80%以上
認定ランサーの条件として、24時間以内のメッセージの返信率80%以上が挙げられます。
返信率は以下の式で求められます。
24時間以内に返信したメッセージの数÷返信したすべてのメッセージ
注目して欲しいのが、返信したすべてのメッセージで割っている部分です。
ランサーズで活動をしていると、招待やリクエストなど、やり取りをしていないクライアントからもメッセージが来ます。
内容や金額が見合わないものについては返さない場合もあるので返信率が下がると思うかもしれませんが、返信をしなければ上記の式には含まれません。
また、ランサーズ公式サイトによると返信率の計算に含まれるメッセージは5件以上やり取りをしたクライアントが対象になっているそうです。
1.対象件数:メッセージの返信を5件以上行っている方のみ対象です。
2.対象期間:過去1年間
ランサーズ公式サイトより引用
24時間以内の返信条件については、1日1度メッセージが来ているか確認するだけです。
立て込んでいて後からの返信になる場合でも、「確認してから再度ご連絡させていただきます」など返信しておきましょう。
返信が早いことでクライアントはメッセージを見てくれたのだろうかという不安から解放され、気持ちよく仕事ができますよ。
納品完了の割合が90%以上
認定ランサーになるには過去1年間の納品完了率90%以上が条件です。
依頼を請けて仕事をする以上当たり前の数字ではありますよね。
プロジェクトとタスクの納品完了率の計算式には少し違いがあるため、それぞれの計算式を紹介します。
プロジェクト:納品完了まで行った仕事÷受注した仕事
タスク:完了したタスクが承認された数÷行った作業の数
ランサーズに限ったことではないのですが、仕事のやり取りの中でクライアント都合でキャンセルが行われる場合もあります。
クライアント都合のキャンセルを承認すると納品完了率が下がってしまいますので、その場合はランサーズの運営サポートに連絡しましょう。
経緯を説明すれば完了率の低下を取り消してくれますので、ぜひ活用してくださいね。
過去1年の報酬が上位20%以内
認定ランサーになるには、過去1年の報酬がカテゴリ内の上位20%以内に入る必要があります。
具体的な金額や、今現在の自分の報酬が何位なのかわからないため条件の中では一番難しいものだといえます。
到底無理な金額なのではと思いますが、私の場合、ライターカテゴリで認定ランサーになった時点の報酬は5万円程度でした。
意外と少ないと思いませんか?
これは、ランサーズに登録だけして実際には活動していないランサーもいるためと考えられます。
実際にランサーズでライターと検索してみると、2021年6月の時点で34,117人の登録者が見つかりました。
この人数の中で上位20%以内に入るには相当稼がなければならないのでは、と思いますよね。
しかし現在活動しているライターを調べようと検索条件を認定ランサー、シルバーランクに絞って検索したところ、2,782人しか見つかりませんでした。
検索条件として認定ランサーとシルバーランクのランサーに絞ったのは、プロジェクトを1件以上受注していて、納品完了率やメッセージへの返信率が高いライターの数を出すためです。
後ほど詳しく説明しますが、ライターとして真面目に活動しているランサーでしたらシルバーランクまではすぐに到達できますよ。
今回調べた結果では、登録者数は多くてもライターとしてしっかり活動を行っているのは全体の8%程度しかいないため、そこまで高い報酬ではなくても十分上位に食い込める可能性があることがわかります。
クライアントからの評価が4.8以上
認定ランサーになるには、過去1年間のクライアント評価が4.8以上である必要があります。
依頼された仕事が完了し取引が終わると、最後にクライアントとランサーの双方に、お互いの評価を求められますよね。
しっかりと仕事を行えば、通常は満点である5の評価を付けてもらえる場合が多いでしょう。
しかし中にはわざと低い評価を行うクライアントがいたり、3を付けるのが普通だと思っているクライアントがいたりします。
ランサーズを主に活用している人の場合は低い評価を付けられてしまうと今後の活動に影響が出る場合もあるので、あまりに不当だと感じた場合は運営に相談するなどして評価を訂正してもらうことも考えましょう。
本人確認や機密保持の確認済み
認定ランサーになるためには本人確認や機密保持の確認を終わらせておく必要があります。
本人確認は運転免許証や健康保険証などランサーが本人だと確認できる書類をランサーズに送り申請し、プロフィールページの本人確認済みの項目にチェックが入れば完了です。
機密保持の確認は取引についての機密保持事項に関して改めて住所や名前を確認し署名することで、機密保持に努めている証明を行います。
仕事をする以上、本人確認や機密保持の確認が取れていないランサーはクライアントからの信頼を失ってしまう可能性がありますので、ランサーズに登録した後にすぐに済ませておくといいでしょう。
レギュラー・ブロンズ・シルバーランクの認可基準
ランサーズのランク制度はレギュラー、ブロンズ、シルバー、認定ランサーの4つのランクがあり、認定ランサー以外のそれぞれの認可基準は以下のようになっています。
ランク | 条件 |
---|---|
レギュラー | 最終ログインが1カ月以内で、本人確認や機密保持、プロフィール写真やプロフィール300文字などの条件を満たすランサー |
ブロンズ | レギュラーランクに加えプロジェクトを1件以上受注したランサー |
シルバー | ブロンスランクに加え過去1年のプロジェクト完了率90%以上、評価4.8以上、メッセージ返信率80%以上を満たしたランサー |
上記を見てみるとシルバーランクまでは比較的達成しやすく、シルバーランクから認定ランサーになるのに必要なのは報酬が上位20%以内の条件だけだとわかりますね。
上記で説明したように、Webライターであれば過去1年の報酬が5万円前後で認定ランサーになれる可能性もあるので、真面目に活動していれば難しくないでしょう。
では、認定ランサーになることでどんなメリットがあるのか、具体的に6つ挙げて見ていきましょう!
認定ランサーになるメリット6つ
認定ランサーになるメリットは、以下の6つがあります。
- 認定エンブレムの付与
- 認定ランサー検索に載る
- メルマガでの紹介
- ランサーズからの案件紹介
- 質問への優先対応
- チャットサポートで困りごと相談
順番に見ていきましょう!
認定エンブレムが付与される
認定ランサーになると認定エンブレムが付与され、プロフィールを見るとひと目でわかるようになります。
認定ランサーのエンブレムがあるだけで、クライアントに「この人は信頼できそうだな」と印象を与えられます。
プロフィールに載っている限られた情報の中にエンブレムがあることは大きなメリットになるでしょう。
認定ランサー検索に載る
認定ランサー検索に載ることで、問い合わせの案件が増加する可能性があります。
クライアントが質のいいランサーを求めている場合、初めから認定ランサーのみ検索できる機能を使う場合があるからです。
クライアントの目に触れる回数が多ければ多いほど受注のチャンスが増えるでしょう。
メルマガにおすすめランサーとして紹介される
認定ランサーになることでメルマガに載り、おすすめランサーとして紹介される場合があります。
認定ランサー検索と同じくメルマガは多くのクライアントの目に留まるので、自分が紹介されれば仕事に繋がるチャンスです。
ランサーズから案件を紹介される
認定ランサーになると、ランサーズから独自に案件を紹介してもらえます。
高単価案件や発注に繋がりやすい案件を担当者から紹介してもらえるので、自分でクライアントを探す手間を省けますよ。
サポート担当者へ質問した場合優先的に対応してもらえる
認定ランサーはサポートへの質問に優先的に対応してもらえます。
困ったときや問い合わせについての対応が早いと助かりますね。
ランサーズは運営への「報告」や、返信が欲しい場合の「お問い合わせ」、ユーザー同士で質問したり答えを出したりして解決する「ユーザーに相談」などの充実したサポートがあります。
なにか困ったことやトラブルがあった場合は頼って解決しましょう。
チャットサポートで気軽に困りごとを相談できる
ランサーズ公式サイトによるとまだ試験運用中とのことですが、認定ランサーになるとチャットサポートでの相談ができます。
わざわざメールを送るのが面倒くさい、メールで聞くほどのことでもないなどの場合でもチャットでなら気軽に質問できるのが嬉しいですね。
認定ランサーの取り消し条件
認定ランサーは、上記の認定基準から一つでも外れることが取り消し条件となっています。
取り消されると当然、認定ランサーとしてのメリットが受けられなくなるので注意しましょう。
ただしいきなり取り消されるわけではなく、ランサーズから前もって打診のメールが来ます。
メールには現在の返信率や納品完了の割合など認定基準の情報が記されていて、どの基準において認定ランサーが取り消されそうになっているか書いてありますので参考にしてくださいね。
認定ランサーになって感じたこと
認定ランサーの基準やメリットについて見てきましたが、実際に認定ランサーになって感じたことは以下の3つです。
- 一番のメリットはエンブレムの付与
- クライアントからのメールが増えた
- 提案に通りやすくなった印象がある
順番に見ていきましょう!
一番のメリットはエンブレムの付与
認定ランサーの一番のメリットは、エンブレムの付与だと感じています。
エンブレムがついているとランサーズから認められ、クライアントからも信頼されやすいからです。
サポートの優先対応やチャットサポートでの気軽さも嬉しいメリットではありますが、やはり仕事をするにはクライアントの目にとまることが大切なので、一目でほかのランサーと差別化できるエンブレムは大きなメリットといえます。
クライアントからのメールが増えた
クライアントからの相談のメールが多くなり、仕事をいただく機会が増えました。
自分で動く必要なく仕事を持ちかけてもらえるのはチャンスが増えますし、自分のプロフィールを見て相談してもらえているのだと思うと仕事に対する意欲も上がります。
提案に通りやすくなった印象がある
プロジェクトの提案が2件に1件程度通るようになり、プロジェクトで当選することが増えました。
もちろん自分の提案がもしかしたら上手になった可能性もありますが、同じレベルのランサーから複数の提案を受けた場合、認定ランサーのエンブレムがあればやはり印象はいいのかなと思います。
認定ランサーになるまでの手順
最後に、認定ランサーになるまでの具体的な手順を解説します。
ランサーズに登録したばかりのランサーも、なかなか認定ランサーになれないランサーも、手順を踏んで認定ランサーを目指しましょう。
認定ランサーへは以下の6つの手順があります。
- 本人確認や機密保持確認を済ませる
- プロフィールやポートフォリオを充実させる
- タスクや低単価案件をこなす
- 高単価案件を請ける
- 継続案件を受注する
- スキルアップしつつ単価交渉をする
順番に見ていきましょう。
本人確認や機密保持確認を済ませる
本人確認や機密保持確認は書類の送信や確認事項だけで手続きが完了します。
ただし本人確認は書類を用意して送信する必要があるので手間がかかり、申請完了も3~5日かかる場合があるため登録してすぐに行うといいですね。
プロフィールやポートフォリオを充実させる
クライアントは仕事を依頼する際プロフィールやポートフォリオを確認する場合が多いため、しっかりと充実したものを作りましょう。
認可基準には300文字以上とありますが、当然300文字では足りません。
人柄や資格、仕事への姿勢や得意分野など情報を余すことなく載せて、クライアントがプロフィールを見たときに信頼して仕事を頼めそうだと思ってもらえるようなプロフィールやポートフォリオを作成してくださいね。
タスクや低単価案件をこなす
タスクや低単価の案件をこなして実績をつけていきましょう。
実績がない人に高単価の案件を任せるクライアントは少ないからです。
タスクや低単価の案件は大きく稼げないため嫌になることもありますが、最初は数をこなしつつプロジェクトに応募していくのがいいでしょう。
低単価でもプロジェクトを1件受注すればブロンズランクへ昇格できますよ。
高単価案件を請ける
実績をつけたら高単価の案件を請け、報酬を伸ばしましょう。
タスクや低単価案件でも数をこなせば稼げますが、単価が高ければ高いほど1本あたりにかける労力が減り、また新しい案件を受注する力になります。
継続案件を受注する
継続案件を受注することで、新しくクライアントを探す手間が省けます。
仕事が終わる度にクライアントを探していると時間もかかりますし、気持ちに区切りができて休憩してしまった場合継続的に稼げなくなってしまうからです。
初めから継続依頼と記載されている案件を探したり、以前のクライアントに仕事を紹介してもらったりして継続案件を受注しましょう。
スキルアップしつつ単価交渉をする
現状に満足せずスキルアップし、単価交渉を行うことでさらに高い報酬がもらえる可能性もあります。
ライターの場合、ライティングだけでなく画像選定や入稿など自分のできることを増やし、クライアントの手間を減らせる内容を提示した上で単価交渉をするのがおすすめです。
スキルアップすることでクライアントもランサーも仕事がやりやすくなり報酬も上がるため、より一層認定ランサーになるための近道ができますよ。
まとめ:認定ランサーの称号を得て案件の受注率をUPしよう
今回は、認定ランサーの認可基準やメリット、実際になって感じたことやなるまでの手順について説明しました。
認定ランサーの認可基準は報酬が上位20%以内になること以外、仕事を請け負うものとして当然の姿勢が求められていることがわかりましたね。
認定ランサーになることでエンブレムの付与や案件の紹介などのメリットがあるので、しっかりと手順を踏んで目指していきましょう!
認定ランサーになって案件の受注率がUPすると、きっとさらに仕事が楽しくなりますよ。