一人で起業してみようと思っているけれど、「オススメのビジネスが知りたい」「自分にむいているビジネスは?」
とお悩みではありませんか?
一人でも起業できるビジネスにはさまざまなものがあり、実際誰でも起業することはできます。
ただ、起業することと起業で成功することは別物。
この記事では一人起業の前に抑えておきたい、ビジネス選びのポイント、オススメのビジネスモデルを紹介していきます。
この記事を読んでわかること
- 一人起業のメリット・デメリット
- ビジネスを始めるうえでの大事な要素
- 一人起業を成功させる条件
- 自分に合ったビジネスを探す方法
- オススメのビジネスモデル
この記事を読むことで、自信をもって起業への第一歩を踏み出して頂ければと思います。
一人起業の3つのメリット
一人起業の主なメリットは次の3つ。
- 自由に仕事ができる
- 小資金・資金ゼロでもスタートできる
- 好きなことを仕事にできる
1. 自由に仕事ができる
自由に仕事ができるのは一人起業の最大のメリットと言えるのではないでしょうか。
ここでいう「自由に」にはいくつかの意味合いを含みます
- 時間や場所に縛られない
- 自分に決定権がある
- 好きなタイミングで始められる・辞められる
- 定年がない
時間や場所に縛られない
時間に縛られず、自分のライフスタイルに合わせた自由な時間に働ける点。副業として起業しようと思っている人や、家事・育児の合間に働こうと思っている人もいるでしょう。とくに育児中はいつ何が起こるか想定しにくいものです。
働く時間、さらにはどこで働くかも自由に決められる点は大きな魅力です。休日も自分で決められます。
自分に決定権がある
誰からも指示されることなく自分の判断や考えに基づいて仕事を進められる点。
何をどう進めていくかなど、あらゆる決定権が自分にあります。意見の相違や対立が生じることもありません。
自分のペースでやりたいことを自由に進められるのです。
好きなタイミングで始められる・辞められる
究極のところ準備さえ整っていれば自分の好きなタイミングで始められ、辞めようと思えばいつでも自由にやめられること。ビジネスの種類によっては成功しやすいタイミングというものもあります。時代の流れに乗ることで、成功の可能性も高まります。
定年がない
一人起業は環境さえ整っていれば「定年」という枠に縛られることなく長く続けられます。
2.小資金、資金ゼロでもスタートできる
「起業」と聞くと、事前に多くの資金が必要なのではと思っている人も多いでしょう。しかし、「一人起業」は少ない資本でも開業できてしまう業種がたくさん存在するのです。資金まったくのゼロからでも始められるものすらあります。
一人起業には、「個人事業主になる」ことと「会社を設立する」2つの方法があります。
個人事業主であれば、税務署での開業手続きに費用はかかりません。
もし自宅で開業できるものであるなら、家賃等の初期費用もグンと抑えられます。
Web系の仕事を例にあげるとしたら、極端にいうとパソコン一台あれば起業できてしまうのです。
人を雇わないのであれば、さらに人件費も不要です。
3.好きなことを仕事にできる
自分の好きなこと、あるいは得意なことを仕事にできるのも一人起業ならではのメリットです。仕事なので、続けていく中でツライこともたくさんあるでしょう。しかし自分の興味のあることを仕事にすると、ツラさの割合が少しマシになるのです。やりがいを感じながら働けるのは魅力ですね。
ただし好きなことイコール成功につながるとは限らないので、「得意なこと・他人と比べて楽にこなせること」の軸での仕事選びもオススメです。
一人起業の2つのデメリット
一人起業の最大のメリットである「自由さ」は置き換えるとデメリットにもなり得ます。
自由度が大きいほど自己責任も大きくなるのです。
一人起業の主なデメリットを次の2つで説明していきます。
- 自己管理が難しい
- 代わりがいない
1.自己管理が難しい
一人起業のメリットとしてさまざまな面で自由が利く点をあげました。しかしそれは裏を返せば、何にも誰からも縛られない反面自分で自分のことを管理する必要性が出てくるということ。
自己管理能力が、自由に仕事をしていく上での大前提なのです。
たとえば目の前の仕事を先延ばしにしても、納期にさえ間に合えば誰にも文句は言われません。しかしだからといってギリギリまで何もせずに遊んでばかりいると、その間に他の仕事もしている同業者には収入の面で負けてしまうでしょう。また経験値や能力としても差がついてしまい、将来的にはお客さんを取られてしまうかもしれません。
逆に根を詰めて働き過ぎて体調を崩し、最悪働けなくなってしまうケースもあります。
起業後はタスク管理が一層重要になるでしょう。
2.代わりがいない
上記でもふれたように、自分自身がなんらかの理由によって働けなくなった際に、代わりがいないことは大きなデメリットと言えるでしょう。
会社員のように代わりに働いてくれる人がいなければ、収入もそこで途絶えてしまいます。
もし相手がいる場合、一気に相手からの信用度も落としかねません。
ビジネスモデルを構成する3つの要素
ビジネスとしてお金を稼いでいくには、相手に対してなんらかの「価値」を提供する必要があります。価値の対価としてお金を頂戴できる、ということ。
なので、自分であれば「誰に」「どのような価値を」「どのように」提供できるかを考えてビジネスを選ぶ必要があります。
目先の利益に気を取られがちですが、長く真っ当に仕事を続けていこうと思っているのであればここを真剣に考えることが大切。
そもそもビジネスモデルとは、起業するうえで収益を生み出すための設計図のようなもの。
より具体的で明確な設計図を作るためには3つの要素に分けて考えるのが効果的です。それぞれ見ていきましょう。
1.Who(顧客は誰なのか)
Whoはお客さん。自分のサービスや商品を誰に向けて提供するのかを明確にしておくことが大事です。
たとえば、スーパーなら商品を購入する消費者。Webライターであれば、クライアントや読者です。
これによって、お客さんのニーズの方向性も見えてきます。
2. What(どのような価値を提供するのか)
Whatは商品・サービス。
お客さんにどのような商品・サービスを提供するのかはもちろん、お客さんの立場に立ってその商品・サービスが提供する「価値」も考えましょう。「価値」とはお客さんが商品やサービスから得られる利益や効果です。
最終的に、お客さんの抱える問題や不満を解消するものであることが大前提。
3. How(どのようにその価値を提供するのか)
Howは商品やサービスを用意するところから、お客さんのもとへの届け方までのプロセス。
集客方法や提供方法、材料の調達方法などです。
さらには、リピートしてもらうための方法も考えていく必要があります。
一人起業を成功させる3つの条件
起業で成功できるか否かは起業のジャンルや年齢性別、資金の額などで決まる訳では決してありません。
これから紹介する3つの条件を満たすことで一人起業成功の確率がグンと上がります。
小資金で始められる
一人起業を始める場合、まずはできるだけ小資金で始められるものを選びましょう。小資金ではじめられる事業とは、設備投資などの大きな初期投資が不要で、月々の運営にもそこまで費用を必要としない事業を指します。このような事業であれば、収益があまり出なかったとしても手元から出ていくお金も少なく、仮に廃業するとなっても大きな初期投資もおこなっていないので大きな損害にならなくてすみます。
「起業が成功する=儲かる」ということは利益が多く出る、ということ。売上から必要経費を差し引いて残るのが利益なので、低コストで運営できればできるほど利益が多くなる=儲かる、ということですね。
起業、とくに一人で起業する場合、どれだけ能力やスキルがあっても最初からうまくいくケースは少ないです。最初から大きな資金を投じれば大失敗になる恐れも。小資金から始めて、小さな失敗を繰り返しながら徐々に成功にたどり着くイメージを持っておきましょう。
すでに確立されている・需要がある
一人で起業するぞ!となったら、何か誰も思いもよらない様な画期的なビジネスで一発発起を夢見がち。
何かを思いついたとしても「もうすでに誰かがやっている」「成功しないから誰もやっていない」などの可能性が高いです。
まずはすでに確立されている王道のビジネスを選ぶのが賢明でしょう。
また、そのビジネスがどれくらい需要のあるものなのかも事前に把握しておく必要があります。
商品を購入・利用してくれるお客さんあってのビジネスです。
需要とは、人々の求めることやもの。一定のボリュームをもった購入しようとする欲求を指します。
社会に一定のボリュームがあることが重要となるので、需要があるか無いかは一人で考えても独りよがりになりがちです。趣味とは違い、ビジネスとは相手があって成り立つもの。お客さんが求めているか、提供することで喜んでもらえるかどうかが重要です。そのためにはいろいろな角度から需要を見定める必要があります。
自分が得意な分野・好きな分野
自分がいかにその仕事に情熱を注げるかは一人起業を成功させるうえで大きなポイントとなります。自分に出来ること、自分が得意なこと、自分が本当にやりたいことをしっかり明確にしましょう。
情熱を持って仕事に取り組んでいれば、例えうまくいかなくなったとしても軌道修正を図りながら粘り強く成功へ向けた努力ができるでしょう。
継続力は起業して仕事を続けていく上での重要な要素。
逆に、「なんとなく稼ぎたい」「好きなことだけしていたい」などのあいまいな理由で起業してもすぐに挫折して失敗する結果となってしまいます。
自分に合ったビジネスモデルの探し方
「どうすれば自分に合ったビジネスを見極められるの?」という方もいると思いますので、ここでは自分に合ったビジネスモデルの探し方を紹介していきます。
上記のように、まずは自分の得意なこと・経験や資格を生かせるものを洗い出してみましょう。そこからビジネスに役立ちそうなもの、かつ需要がありそうなものを考えていきます。
経験や知識はどのようなビジネスにおいても強力な武器になります。
でも、起業したいという情熱はあってもとくに資格や才能・技術、アイデアがないという人も多いでしょう。
そういう場合は、自分なりにワクワクを感じられるもの、やりがいを感じられるものを探しましょう。この時決して苦手なことやなんとなくでも、したくないことはやらないことです。
ビジネスは最初からうまくいくとは限りません。安定して利益が出るまである程度の期間がかかるものの方が多いです。その期間モチベーションが保てていないと、壁にぶつかった時すぐに心が折れてしまいます。
おすすめの一人起業ビジネスモデル
たくさんあるビジネスの中から、とくに一人でも始められやすいビジネスを厳選して3つ紹介していきます。
おすすめビジネスモデル 1.物販
物販とは、その名のとおり物を販売するビジネス。
インターネットの普及によって、実店舗を持たなくてもネット上で物販が行えるようになりました。
物販の中にもさまざまな種類がありますが、一人起業にオススメなのは「国内転売」型の物販です。せどり(商品を安く買って高く売るビジネス)や無在庫転売が「国内」転売に該当します。主な利点は以下のとおり。
- 国内で仕入と販売が完結するため何事もスピーディ
- 利益が出るまでのスピードも早い
- 海外への販売と比べ、トラブルにもすぐに対応しやすい
主にネット上のサイトを介して販売しますが、メルカリ等の無料のフリマアプリからまずは始めてみるのがいいでしょう。家にある不用品などから売ってみて流れを掴んでみるのもオススメ。
本格的に取り組みたい方はAmazonの大口アカウントに登録し、FBAシステム(在庫の預りから梱包・発送まで代行してもらえる)を利用するなどの方法もあります。
どのサイトも年々出品の仕組みが単純化されつつあるので、初心者でも手軽に始めやすいビジネスと言えます。
おすすめビジネスモデル 2.ネットショップ
ネットショップも市場が拡大し続けおり、個人でも十分にやっていけるビジネスです。ネットショップ運営者の実に77%以上が個人での運営という事実も。
ショップの開設も簡単に行えるようになってきました。
開業したいと思ったらまずは、「何を売るか」を決めておく必要がありますが、前提として「自分で作ったものを売る」「自分で仕入れたものを売る」の2パターンからどちらかを選択します。
ただし仕入販売は、商品を作る手間がかからない、大量に販売できるなどのメリットはありますが、リサーチ力がかなり必要になってきます。初心者にはかなりハードル高めです。
一方、「自分で作ったものを売る」場合は、大きく分けて次の4つがよく売られています。
- ハンドメイドの洋服やアクセサリー
- 自分の実店舗で販売している商品
- 自分で書いたイラスト、写真
- 自身のセミナーやイベントのチケット等
何かスキルや強みがある人にとってはオススメです。
実際にネットショップでは仕入販売より自分で作ったものを販売している方が多数派です。
起業資金をできるだけ抑えたい方は、ASP型ECサービス(自分のネットショップを作り、自分で集客するタイプ)や、月額費用無料のサービス(BASE、STORES、メルカリShops等)から始めてみるといいでしょう。
おすすめビジネスモデル 3.専門スキル
自分の特技や専門スキルを活かせるビジネスです。
- Webデザイナー
- Webライター
- コピーライター
- エンジニア
- 翻訳者・通訳者
これらのスキルはいろいろなビジネスに必要になるもので、常に需要があります。資金・リスクゼロですぐに取り組めるので、一人起業にかなりオススメのビジネスです。
その中でもオススメは「Webライター」。主にメディアに記事を納品するお仕事です。
やる気とパソコンさえあれば未経験からでも始めやすいのが魅力。
- 学生・主婦・サラリーマンの副業など、誰でも始められる
- 初期費用がほとんどかからない(パソコンとネット環境のみ)
- 場所・時間に縛られない(納期さえ守れば)、隙間時間にできる
上記のように、一人起業しやすい条件が揃っています。
自分がWebライターにむいているかどうか判断するにはまず、ブログやTwitterなどをやってみて「書くこと」が苦ではない、楽しいと感じたら初めてみるのがいいでしょう。
クラウドソーシングサイト(ランサーズやクラウドワークス)に登録すれば、面倒な手続きは不要。得意なジャンルや興味のあるジャンルにどんどん応募しましょう。
一人起業のおすすめビジネスモデルのまとめ
一人での起業は自由を手に入れられる分、責任も伴ってきます。起業を成功させるための条件や自分に合ったビジネスをきちんと理解して、成功の第一歩を踏み出していただければと思います。
ビジネスモデルの選択に迷った方は、まずはWebライターからはじめてみてはいかがでしょうか。このサイトにはWebライターとしてデビューするための情報がたくさんあります。
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第一歩を踏み出さないことには、失敗しない代わりに成功もしません。ぜひ、第一歩を踏み出しましょう!
最終的には、お客さんから満足してもらえるか、喜んでもらえるかどうかが起業の成功を左右するということをどうか忘れずに。